私的西遊記・第一話『ゴーゴーウエスト!』
by 私的西遊記製作委員会
■ 配役比率
基本的には 3:2:1
浅月 麻奈【あさつき まな】 ・・・青天の幼馴染。クールで成績優秀かなりのS。一人暮らしをしている。
(生徒会長:三蔵)
高乃 青天【たかの せいてん】・・・ 熱血お馬鹿ってかすべてにおいてお馬鹿。格闘技全般において優。要は喧嘩馬鹿
(副生徒会長:悟空)
星野 茜【ほしの あかね】・・・ 良く芸能人を尾行して学校をサボる。親が探偵なのでキーピック・尾行・忍び込みなどの調査系能力に優れている。
(会計:八戒)
辻 龍夜【つじ たつや】・・・ 小学校の時に関西より転校。花より花の典型的な女好き。歩く女辞典。特技はお茶とお花。
(書記:ごじょう)
部員・・・かなりのやばい人です。
・役決め用
■本編
ナレ 「この物語はとある高校の生徒会のドタバタ活劇でーあります。」
青天 「あーめどい・・・・。」
茜 「あーまた青天さんさぼってる〜。早く冊子ホッチキスで止めて下さいよ。」
麻奈 「青天、私だってやってるんだから真面目にしなさいよ。」
龍夜 「そやでワイかてやってんねん。はよせんかい。
あっ茜ちゃん、この頁ミスってるで。」
青天 「ちぃ、なんで俺が・・
ってかなんで茜のイベント用同人誌をここで作ってんだよ。
てめーらも手伝ってんじゃねえよ!ここは生徒会室だ!」
ナレ 「私的西遊記第一話。ゴーゴーウエスト。」
龍夜 「ふう、今日はうちの女性陣遅くね?」
青天 「茜はどうせまたイベントの用意とかだろ。
麻奈は・・・・麻奈のサボリはめずらしいな。」
龍夜 「なにしてんやろ麻奈ちゃん。」
青天 「わかんね・・・。」
ナレ 「龍夜はん、こんなもんが入り口の扉に落ちてましたでー。」
龍夜 「お、なんやこの封筒。まあ、ありがとうナレ。」
青天 「おいおい、なんだよそのいかにも怪しげな茶封筒は・・・。
あんま変なもん拾うなよな・・・・。」
龍夜 「・・・麻奈ちゃんたちの居場所わかったで、青天。」
青天 「・・・あーめどそうな予感。でどこだって?」
龍夜 「写真部や。」
青天 「なんでそんなとこいんの?」
龍夜 「写真部からの異議投書や!
『我々は当高校生徒会に異議申し立てを行う。
我々は当高校生徒会の女子二人の写真集を校内で販売することの許可を要請するもの。
よって貴殿とお話したく参上願い申し上げます。
なお、会場は当部室にて行うものとする。』
どないする?この喧嘩買いまっか?俺、写真集みたいからほっとくよ?」
青天 「あーめんどくせ!ほっとくわけにはいかんだろ。」
龍夜 「ほないきまっか!」
ナレ 「ってなわけで二人は颯爽と写真部部室へ・・・歩いてるし・・。
あのー急がなくていいんですか?」
青天 「いいだろ別に。走ってくのめんどくせ、ってかめどい!」
龍夜 「あの二人やったら写真部ぐらい余裕やで。」
ナレ 「はあ・・・いいんですかねえそんなんで・・・。
私は先に行ってますよ。早く来てくださいね。」
青天 「おうおう、いっとけいっとけ。あとでくっから。」
龍夜 「麻奈ちゃんたちによろしくな。」
ナレ 「いいんだろうか、こんなことで・・・。
では、あっ、とおう!(ヒーローモノっぽく)ってなわけで写真部部室。
あちゃー、麻奈さんと茜ちゃんがお決まりの縄で縛られてる〜。
青天くんはやくー!ハリアップ!リボーーーーーーーーン!」
麻奈 「ちょっとなんなのよこの縄は。」
茜 「そうですよ。慎吾君の生写真超レアセットはどこにあるのよ。」
麻奈 「あんたそんなのにつられて来た訳?」
茜 「ええ・・・まあ・・・。麻奈さんはなににつられたんですか?」
麻奈 「・・・私は・・私のことはいいのよ!ってかこの縄何とかしなさいよ!」
部員 「あのー、静かにしててください。」
麻奈 「なに!・・・で、私たち捕まえてなにしたいの?」
茜 「いやー、私お嫁にいけなくなっちゃうの!?」
麻奈 「そんなことこの部屋の良い子の前で出来るわけないでしょ。」
部員 「しゃ・・写真集撮らしてください・・・。」
麻奈 「はあ?」
茜 「私たちの写真集!?えーうっそー、私たちって学校のアイドルになっちゃうの。」
麻奈 「なにいってんのあんた。私はいやよそんなこと、はずかしい。」
部員 「うちの部を助けると思ってお願いします!ってかやれ!」
麻奈 「出たわね妖怪!」
茜 「あのめっちゃ人間ですけど・・・。」
麻奈 「雰囲気だしてんでしょ。」
茜 「雰囲気出さなくても・・・。」
麻奈 「だってなんで人間相手に西遊記なの?って思うでしょ、この台本。
らしくしとかないと。」
茜 「そんなもんですかね・・・。」
部員 「黙ってろーーー!もう、俺は撮る!写真を撮る!おらー笑え!」
ナレ 「そんなに乱暴にして女の子が笑うわけないじゃないか!乱暴はいけません!」
茜 「えへ!(めちゃ笑顔)みたいな〜。」←あえて括弧も読む。
麻奈 「なに笑顔かましてんのよ!」
茜 「はっ!カメラ向けらけたんで反射的に!」
麻奈 「これだから嫌なのよ最近の女子高生は。」
茜 「って麻奈さんもだっと思いますが・・・。ってかその指は一体・・。」
ナレ 「麻奈さん指がピースになってますよ。しかも3ピース・・・。」
部員 「くっそー!こうなったら写真部必殺『奇面フラッシュ!』」
茜 「きゃ!まぶしー!きゃー真っ白!なにもみえないわ!」
ナレ 「人にカメラのフラッシュを必要以上に当てないで!」
麻奈 「きゃーーー!」
青天 「大丈夫か麻奈!」
龍夜 「めっちゃグッタイミングみたいやなあ。」
ナレ 「ふたりともおそーい!もう危なかったぞもう少しで二人が・・・・
おっとこれ以上私の口からはとても・・・。」
茜 「もう人が目みえないとこで何想像してんですか、そこ!
そこの二人が妄想するでしょ、妄想を!」
青天 「しねえよ馬ー鹿。てめーのことなんか知ったこっちゃねえ。」
龍夜 「まあまあ夫婦喧嘩は後でしいや。ちょっと今はお取り込み中!」
青天 「だな!ってかこいつだけだろ部員・・・まかせた龍夜。」
龍夜 「あー、またそうやってめどいことから・・・。あああっ!なに逃げててんねん!」
青天 「だってだりぃ・・・。」
龍夜 「よういわんわ。」
ナレ 「まあまあ二人ともおちついて。」
茜 「そうそう私のために争わないで・・・。喧嘩をやめて!私のために争わないで!」
青天 「誰もてめーのためになんかあらそっとらんわ!」
部員 「うるせーぞてめーら。俺を無視しやがって!
てめーらも食らえ!」
龍夜 「うわあああ!やめろ!」
部員 「奇面フラッシュ!」
青天 「うわ!何もみえね!くそー!
子豚!てめーのせいだぞ!
子豚!またしょうもないもんにつられたんだろ!
子豚!自分の身ぐらい自分で守れよ!
子豚ーーーーーーーーーーーー!」
茜 「誰が・・・・こ・ぶ・た・ですってええええええ!
おりゃー!青天もう一回言ってみろ!・・・・・・ふんっ!(縄をぶちきる掛け声)」
ナレ 「あー、茜ちゃん自力で縄切った!」
部員 「動くな!」
茜 「なんじゃわれ!? 邪魔すんな!シバくぞ!ってかもうシバいてたりする。えへっ♪」
ナレ 「あ・・・・、ボコボコ。」
青天 「龍夜、あとよろしく。」
龍夜 「あいつ、病院行きやな・・・。ってか茜ちゃんそこまでせんでも・・。」
ナレ 「・・・あっ、丁度時間となりましたので、今日はここまでってことで。
まあ一件落着であります。それでは次回の講釈で・・・。」
茜 「何勝手に話終わらせてるの・・・。こらっナレ!勝手に終わらせるな!」
ナレ 「いやー、茜ちゃん時間なの勘弁してー。ぎゃー。」
麻奈 「あー久しぶりのセリフ。さて生徒会室戻るわよ。たっちゃん。」
龍夜 「ほいほい。あーあ、ナレさんボコボコ、病院行きやな。来週からナレどうすんやろ。」
麻奈 「しらん・・・。」
END
■皆さんおつかれさんです。続きくびながでまっててくださいまし。(作者談)
↑他の話はこちらから。
キャラデザなんかも置いてます。ご来場お待ちしてます。