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【Re:社会部】ご結婚50年を前に思う
このニュースのトピックス:皇室
3月から本紙(東京本社版)社会面で、天皇、皇后両陛下のご動静を毎日お伝えしています。それを見ていると、改めて両陛下のご多忙ぶりがわかります。
ある日は外国の駐日大使らと懇談し、別の日は式典に出席、また別の日は宮中祭祀(さいし)に臨まれます。陛下は静養先でも、国事行為の執務をされることがあります。両陛下は一般国民ならもうリタイアしている年代。ご負担の重さは言うまでもありません。
しかも、これらのお仕事はすべて、国民のためになされているものです。特に宮中祭祀では、国家の安寧と国民の幸せのために祈りをささげられています。そうした真摯(しんし)なご姿勢がうかがえるからこそ、国民は逆に両陛下のお幸せを祈るのでしょう。
皇室と国民が相互に慕い合うこの関係性こそが、他国が手に入れようとしても得られない日本固有の美しい伝統です。しかし最近は、国民の側に少しおごりが見られるような気がします。療養中の皇太子妃雅子さまへの心ない批判も、皇室が国民に尽くすのは当然というような傲慢(ごうまん)な考え方があるような気がしてなりません。
4月10日、両陛下はご結婚50年を迎えられます。日々の生活で皇室の存在を意識することは少ないとは思いますが、この機会に皇室と国民との関係性について、改めて考えてみてはいかがでしょうか。(浜)
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