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柔道部事故判決で須賀川市「控訴せず」

2009年04月08日 10時01分配信

須賀川市の須賀川一中で平成15年10月、柔道部の活動中に起きた事故で、地裁郡山支部が被告の市や県、当時部長の男子生徒に計1億5500万円の支払いを命じた判決を受け、須賀川市は7日、判決を受け入れ、控訴しない意向を明らかにした。

市の判断を受け、ほかの被告の県と元男子生徒側は同日、控訴しないことを表明。

原告も控訴しないとしており、1審判決が確定する見通しとなった。

橋本克也市長は同日、会見し、市が控訴しない理由について「判決を厳粛に受け止め、より安全な教育環境を目指し、再発防止に全力で取り組みたい。

争うのではなく、(原告の)両親とともに元女子生徒の1日も早い回復を願う。

元女子生徒と両親に直接会い、おわびしたい」と述べた。

市は第三者機関としての審査機関の設置を表明。

判決で過失が認定された当時の校長らの処分を検討する。

市は被害者の早期救済を考慮して、いったん全額を支払い、その後負担割合を県などと協議する。

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