商品先物取引は、大航海時代の1531年、当時「世界の首都」といわれたベルギーのアントワープで「先渡し取引」の取引所が開設されたのが始まりです。
しかしアントワープにできた取引所が売買した現物の受け渡しを伴う「先渡し取引」のためのものであったのに対し、大阪堂島の米会所取引は純粋な意味での「先物取引」のための市場でした。
つまり純粋な意味での「先物取引」のための市場が世界で初めてできたのは日本なのです。
更に驚くべき事に、先物先進国と呼ばれるアメリカよりも百年以上も早く、日本では先物取引が行われていたのです。
その後、アメリカが世界経済の中心となるにつれて、ニューヨーク、シカゴの先物取引所がヨーロッパを凌ぐ発展を遂げています。
今日では、欧米だけでなく、上海やムンバイ、ドバイなど世界中に取引所の開設がされています。
2008年02月03日
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