ワークシェア希望の女性看護師が約8割
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一人当たりの労働時間を減らすことで雇用維持などを図るワークシェアリングへのニーズを感じている女性看護師が全体の約8割に上ることが、医療マーケティング会社「ケアレビュー」（東京都品川区）が行った意識調査で分かった。
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調査は3月12−16日にインターネット上で実施し、全国の病院で働く20−40歳代の女性看護師500人から有効回答を得た。
「どのような働き方をしたいか」と尋ねたところ、希望するとの回答（「今すぐ希望する」と「将来的に希望する」）が最も多かったのは「残業がない働き方」で89.2％。以下は、「働く日数が少ない働き方」（78.4％）、「夜勤がない働き方」（74.6％）、「1日の勤務時間が短い働き方」（70.6％）の順だった。
さらに、回答者を「子供なし」「一番小さい子供が就学前」「一番小さい子供が就学後」に分類して比較すると、「一番小さい子供が就学前」ではすべての項目で「今すぐ希望する」が最も多かった。
「短時間勤務で気になること」では（複数回答）、「賃金や評価に、どのような影響があるのか」が85.6％で最も多く、以下は「周囲が自分の働き方に理解を示してくれるかどうか」（58.0％）、「希望すればフルタイム勤務への転換（復帰）ができるかどうか」（36.2％）などの順だった。
また、「短時間勤務を希望する期間」では、「好きなときに短時間勤務と通常勤務を選択したい」が45.8％と最多で、次いで「短時間勤務をしたい理由が生じている一定期間」（28.0％）、「期間を定めずずっと短時間勤務をしたい」（13.2％）などが続いた。
さらに、週40時間の勤務をしていると仮定して、正職員の立場を維持したまま週32時間の短時間勤務に変更できるなら、どの程度の給料がもらえれば希望したいと思うかと聞いたところ、「通常時の80％程度以下」が51.8％と過半数を占めた。「通常時と同額」は22.6％、「通常時の90％程度」は22.0％で、同社では「短時間勤務時の給与は、『勤務時間比例で減額』されることに5割以上が納得感を示す」としている。
ワークシェアリングをめぐっては、全日本病院協会や日本看護協会などが、「短時間正職員制度」の導入を全国の病院に呼び掛けている。
更新：2009/04/08 14:48 キャリアブレイン
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