舞鶴・高1少女殺害事件 京都府警「ノーコメント」連発の怪
2009年04月08日15時00分 / 提供:内外タイムス
京都府舞鶴市の高1少女殺害事件は7日、京都府警が無職中勝美容疑者(60)を逮捕したことで大きく動いた。有力な物証がなく“迷宮入り”も囁かれた難事件。中容疑者は「真実はひとつ」と関与を否認し、同府警は「ノーコメント」を連発した。なぜ逮捕に踏み切ったのか? 京都府警ノーコメント連発の怪を追う。
事件から11カ月。突然の逮捕劇に周辺住民は驚きを隠せないでいる。殺害された府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=は引っ込み思案でおとなしいタイプとされ、「アイドルの話題で盛り上がる普通の女の子」(同級生女子)だった。
一方の中容疑者は、地元では有名なトラブルメーカー。「棒を持って怒鳴り散らしたり、布団をバシバシたたいていた。うるさくするとすぐ怒鳴りこむ」(同じ団地の住民)と“アブないおっさん”扱いされていた。
2人をつなぐような接点は見当たらず、犯行の全貌はいまだ謎に包まれている。舞鶴署捜査本部は防犯カメラの映像に加え、現場近くで新たな証言を得たとするが、決め手とは言いがたい。公開されている映像は不鮮明で、小杉さんとみられる女性が帽子をかぶって自転車を押す男と一緒に歩いているのかな? とようやく分かる程度。しかも最初にカメラが2人の姿を捉えた地点から遺体発見現場までは徒歩でたっぷり1時間以上かかる。
慎重な小杉さんが、評判の悪い中年男と歩くにはあまりに長い距離といっていい。現場周辺には街灯がないため暗く、深夜はほとんど人通りがなくなる。素直に付いていくような状況になかったのである。
さらに道路から遺体が発見された対岸へ向かうには、足場の悪い道なき道を行き、幅約10メートルの川を渡らなければならない。無理やり連れていったとすれば、相当な体力が必要。捜査本部によると、専門家の鑑定で防犯カメラに映っていた男の身体的特徴は中容疑者と「同一と考えて矛盾しない」との結果を得たというが、映像の証拠能力には疑問が残り、犯行の足取りなども不明のままである。
ところが京都府警幹部の7日の記者会見は「ノーコメント」のオンパレード。報道陣約30人が詰めかける中、矢継ぎ早に飛ぶ質問を「ノーコメント」ではねのけた。どんな証拠があるのか? 容疑者を特定した経緯は? 本当に証拠が固まったと信じていいのか? 3月に就任したばかりの西裕捜査一課長は「やるべき捜査を尽くしている」と言葉少なだった。
逮捕前、報道陣に「真実はひとつ。神様だけが知っている」と話していた中容疑者は、容疑を否認しているという。
さらに、府道沿いの複数の防犯カメラに映っていた小杉さんとみられる女性は、通常ならば徒歩で数分の道のりを約20分かかっていたことも新たに判明。ますますナゾが深まってきた。
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一方の中容疑者は、地元では有名なトラブルメーカー。「棒を持って怒鳴り散らしたり、布団をバシバシたたいていた。うるさくするとすぐ怒鳴りこむ」(同じ団地の住民)と“アブないおっさん”扱いされていた。
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慎重な小杉さんが、評判の悪い中年男と歩くにはあまりに長い距離といっていい。現場周辺には街灯がないため暗く、深夜はほとんど人通りがなくなる。素直に付いていくような状況になかったのである。
さらに道路から遺体が発見された対岸へ向かうには、足場の悪い道なき道を行き、幅約10メートルの川を渡らなければならない。無理やり連れていったとすれば、相当な体力が必要。捜査本部によると、専門家の鑑定で防犯カメラに映っていた男の身体的特徴は中容疑者と「同一と考えて矛盾しない」との結果を得たというが、映像の証拠能力には疑問が残り、犯行の足取りなども不明のままである。
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