岡山放送局

2009年4月8日 18時58分更新

保険料だまし取った疑いで逮捕

生命保険の保険料を前もってまとめて支払う制度があるかのように偽って、お年寄りの女性からあわせて1200万円余りをだまし取ったとして、岡山市の生命保険会社の元社員の男が詐欺の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは岡山市北区伊福町に住む生命保険会社の元社員、森川守容疑者(43)です。

警察の調べによりますと森川容疑者は、生命保険会社の社員だったおととしの2月から退職後の5月までの間に、玉野市の82歳の女性から生命保険の保険料の名目で、5回にわたりあわせて1240万円余りの現金をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

森川容疑者は保険料の集金などを担当していて、顧客だった女性から「前もって保険料の数回分をまとめて支払いたい」という申し出を受け、実際には前もってまとめて支払う制度はないのに、女性の自宅で現金をだまし取っていたということです。

生命保険会社では、森川容疑者が不正を行っているという情報を得てことし2月、岡山西警察署に告発し、警察は捜査の結果、容疑が固まったとして8日、逮捕しました。

調べに対して森川容疑者は「まちがいない」と容疑を認めているということです。

警察では森川容疑者が現金を騙し取った経緯や犯行の動機について調べを進めています。