2009年4月8日 18時58分更新
岡山県北部の鏡野町で、絶滅のおそれがあるチョウの一種、ギフチョウの羽化が、始まりました。
鏡野町では、町の職員らがギフチョウの保護施設を作ったうえで、幼虫のえさを育てたり成虫が蜜を吸うスミレなどを植えたりしてきました。
この保護施設の中で、1週間ほど前から羽に黄色と黒のしま模様があるギフチョウが羽化を始めました。
いまでは数匹が飛び交ったり花の蜜を吸う姿が見られます。
ギフチョウは、環境省のレッドデーターブックで絶滅のおそれがある生き物とされ、桜の咲くころに姿を見せることから、愛好者の間では、「春の女神」とも呼ばれています。
町の職員によりますと、ことしの羽化は、暖かかったため、ふだんの年より1週間ほど早かったということで、今月中旬ごろまでギフチョウの飛び交う姿を楽しむことができます。