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畠山鈴香被告側が上告へ「本人の意思」 連続児童殺害

2009年4月8日17時29分

 秋田県藤里町で06年に起きた連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われ、一審に続いて控訴審でも無期懲役の判決を言い渡された畠山鈴香被告(36)について、弁護側は8日夕、上告する方針を明らかにした。

 上告期限は8日だった。二審で有期刑を求めていた被告の弁護側は同日朝、朝日新聞の取材に対し、「被告本人が望んでいない」として上告しない可能性を示唆していた。しかし、夕方に同被告と面会した弁護側は「これから上告する。本人の意思だ」と話した。仙台高検は8日午前に上告しないことを発表した。

 3月25日に仙台高裁秋田支部であった二審判決は、彩香さんへの殺意があったと一審判決より明確に認定。さらに豪憲君の殺害についても、殺意をもって自宅に招き入れ、首を絞めて殺害したと認めた。しかし、判決は「更生の可能性がある」などとして死刑を回避した。

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