2009年4月8日15時56分
8日午後0時20分ごろ、広島県呉市広両谷1丁目の市道で、市道を横断しようとしていたいずれも近くに住む同市立広小1年の広中美空さん(6)と同小1年の女児(6)が、同市交通局の市営バス=竹永新造運転士(60)=にはねられた。広中さんは病院へ運ばれたが、約1時間半後に死亡、女児も肩の骨が折れる重傷を負った。県警は竹永運転士を自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕し、容疑を同致死に切り替えて調べている。
発表によると、広中さんと女児は、広小から竹永運転士のバスに乗って下校途中だった。広中さんらは現場近くの「両谷バス停」で下車、市道を渡ろうとしたところをはねられたという。
同市交通局によると、竹永運転士はこの日午前7時41分から勤務し、運転を続けていた。73年から運転士として勤務し、事故を起こした路線の運転も慣れていたという。同局の担当者は「ベテランで、勤務態度にも問題はなかった」と話している。