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X68000 X68000 Programming X68030

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X68000 と X68030 の画像は、 Taku's "X" Page "PENGUIN'S BAR" にあるFREE素材集から使わせていただきました。卓さんに感謝です。


X68000について


X68000 は 1987 年にシャープから発売されたパソコンです。 モトローラ製の MPU 68000 を搭載し、512 * 512 ドット 65536 色のグラフィック、 スプライト、8 和音ステレオ FM 音源、ADPCM、など当時のパソコン としては画期的な機能を持ち、多くのユーザーに愛されました。1993 年に発売 された X68030 が最後の機種となりました。M.Hiroi は X68000 EXPERT と X68030 を 所有しています。我が家の X68030 は今でも現役で活躍しています。

X68000 はプログラムの開発環境がとても充実しています。 スクリーンエディタ ED.X と X-BASIC という独自の BASIC 言語が標準で装備 されていますが、X68000 の真価はユーザーによって開発された様々なツールにあります。 ハイスピードリンカ HLK、ハイスピードアセンブラ HAS、Z-MUSIC システム など、標準システムの代わりに使われているプログラムが数多くあります。

また、GNU Cコンパイラ GCC を筆頭に UNIX 系のツールが多数移植されました。 C言語用のライブラリ libc を使えば、シャープ純正の開発環境を使わなくても X68000 用 ソフトウェアを作ることができます。M.Hiroi はエディタμEmacsでCプログラムを書き、 GCC + libc の環境でコンパイルしています。この他にも、ファイラー MINT や X-BASIC 上位 互換のぺけ-BASICなど、数多くのツールをフリーで利用することができます。

X68000 の場合、68000 という扱いやすい MPU だったことから、マシン語 でプログラミングするユーザーが多いことも特徴です。マシン語によりハードウェア を限界まで駆使することで、X68000 では不可能だと思われていたことを実現する プログラムが生み出されています。その中で M.Hiroi が驚嘆したプログラムには、 単音再生の ADPCM を 8 音再生する PCM8 や、最近では FM 音源を駆使して CD-ROM 並み の高音質で音声を再生する S44PLAY.X があります。

現在、中古品でも X68000 を手に入れることは難しい状況ですが、実機に こだわらなければエミュレータを利用することができます。Windows で動作する エミュレータでは、yamama 氏が作成された EX68 や、Kenjo 氏による WinX68k(仮名) が あります。エミュレータを使う場合、X68000 の OS や BIOS などの基本ソフトが必要にな ります。これらはシャープとハドソンの著作物なので、コピーして勝手に使用するわけ にはいきません。エミュレータを利用するにしても、実機が必要だったのです。

ところが 2000 年 4 月 1 日に、@niftyシャーププロダクツユーザーズフォーラム (FSHARP)によって、X68000関係の OS や BIOS などの基本ソフトウェアが無償で公開さ れました。関係各位のご尽力に感謝いたします。 BISO まで無償公開されたことは実に画期的なことで、これにより実機を持って いないユーザーでも X68000 エミュレータを利用できるようになりました。

X68000 にはフリーで利用できるゲームもたくさんあるので、最初はエミュレータで 遊んでみるといいでしょう。ですが、X68000 の真価は自分でゲームやプログラムを作って みないとわかりません。ピコピコゲームならば、X68000 で簡単に作ることができます。 もっとも、M.Hiroi はアクションやシューティングゲームは苦手なので、もっぱらパズルや リバーシなどの思考ゲームを作っています。 これを機会に、あなたも X68000 でプログラミングを楽しんでみませんか。

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電脳倶楽部について


電脳倶楽部は 満開製作所 から 発行された X68000 ユーザーのためのディスクマガジン(FD および CD-ROM)です。 満開製作所は故・祝一平氏が電脳倶楽部を発行するために設立した会社で、 この他に X68000 用のハードウェア製品の開発・販売も行ってきました。残念ながら、 2000 年夏頃をめどに X68000 関連事業から撤退することになりました。 月刊・電脳倶楽部は Vol.147 (2000年8月号) が最終号のはずでしたが、 2000 年 8 月末に電脳倶楽部148号(仮称)がダウンロード販売されました。

電脳倶楽部は読者の投稿作品を主体としたユニークなマガジンで、 X68000 ユーザーが集い、作品を発表する場所でもありました。CG、音楽、ゲーム、 プログラム、ドキュメントなど、優秀な作品がたくさん発表されています。 また、プログラミングに精通している編集スタッフにより、 優秀なツールが数多く発表されています。 M.Hiroi もゲームやドキュメントを投稿しています。リバーシなどの思考ゲームや パズルゲーム、Lisp インタプリタ VTOL、C言語、Lisp、Perl の入門講座など が掲載されました。

電脳倶楽部の休刊はとても残念なことですが、 X68000 エミュレータとインターネットにより、新しい X68000 の世界 が開かれることを期待しています。このホームページでも X68000 での プログラミングをお手伝いしていきたいと思っています。

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