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【社会】

在留許可フィリピン少女が始業式 両親に見送られ笑顔で登校

2009年4月8日 11時29分

 始業式を迎え自宅を出るカルデロン・のり子さん(手前)と父アランさん、母サラさん=8日午前8時4分、埼玉県蕨市

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 日本生まれのフィリピン人で、3月に在留特別許可を受けたカルデロン・のり子さん(13)が8日、埼玉県蕨市立中学校で2年の始業式を迎え、近く帰国する両親に見送られ登校した。

 午前8時すぎに蕨市の自宅マンションを出たのり子さんは、マンション前の歩道で両親に「行ってきます」と声を掛け、迎えにきた友人と一緒に笑顔で学校に向かった。

 ダンスの先生になる夢に向け、1年の時と同じ音楽部に所属するというのり子さん。「新学年になったので気持ちを切り替え、勉強、部活動の両方に打ち込みたい」と話した。

 両親は13日に帰国予定で、父アランさん(36)は「親子一緒の時間は残り少なくなったが、娘が大好きな日本で勉強を続けられることが何よりうれしい」とふっ切れた様子だった。

(共同)
 

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