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2009年4月7日(火) 19:10 |
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四国こんぴら歌舞伎大芝居始まる
四国こんぴら歌舞伎大芝居が、現存する日本最古の芝居小屋、琴平町の金丸座で始まりました。
今年の座頭中村勘三郎さんは、亡き父親が金丸座で演じたかったという演目「俊寛」を披露しました。 金丸座は初日をむかえ16年ぶりのこんぴら歌舞伎となる18代目、中村勘三郎さんら看板役者を一目見ようと多くのファンがつめかけました。 今年は6人の役者が登場し5つの演目を披露します。 中村勘三郎さんと2人の息子勘太郎さん七之助さんの親子競演も見所です。 平家物語を題材にした演目「俊寛」、勘三郎さんが僧侶の俊寛を演じます。 島流しにあった俊寛の悲劇を描いた作品です。 現場音「俊寛」は勘三郎さんにとって特別な思いがあります。 勘三郎さんの亡き父親先代の勘三郎さんは、20年前にこの金丸座で得意としていた俊寛を演じることを望んでいたものの病に倒れ実現しなかったのです。 俊寛の衣装は亡き父親、先代勘三郎が着ていたものです。 島流しにあった俊寛は都に帰ることを許されましたが、自分のかわりに女性を救おうと女性を船に乗せ島に残る決意をします。 こんぴら歌舞伎大芝居は4月25日まで開かれ琴平の町は歌舞伎ムード一色に染まります。
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