北海道新聞　Hokkaido Shimbun Press

　【紋別】紋別市など網走管内の五市町村は七日、「西紋別地区広域連合立病院（仮称）設立準備委員会」（会長・宮川良一紋別市長）を発足させた。道から道立紋別病院の移管を受けて運営するもので、来年四月の開院を目指す。

　準備委には紋別市のほか、雄武町、興部町、滝上町、西興部村が参加。道からの移管条件などについて、首長らが話し合う。

　道立紋別病院をめぐっては、深刻な医師不足と経営悪化を受け、五市町村と道などが昨年二月、運営見直しのための協議会を設置。新たな病院は、現在の道立病院の診療科を維持し、五市町村でつくる広域連合が直接、病院を運営する方向で検討が進んでいる。

　五市町村は、四月下旬にも道に対して病院の移管を正式提案する予定。移管が実現すれば、道内初の広域連合立病院が誕生する。