臨床研修医制度見直し案に要望 宮城など4県知事村井嘉浩宮城県知事ら4県の知事は7日、厚生労働省の審議会が示した臨床研修医制度の見直し案に関する緊急要望を行った。「都市部への医師偏在は解消されない」として、厚労省に制度修正を求めた。厚労省の医道審議会医師分科会は3月、医師不足に悩む地方に配慮して都道府県別、病院別に研修医の募集定員上限を設ける見直し案を公表した。 見直し案について4県知事は「研修医募集定員の全国総数は約1万人で、卒業する医学生数よりも2000人あまり多い。都市部の削減定員数も少なく、偏在解消の見込みは少ない」と指摘した。 医師不足が深刻な都道府県に病院別定員上限を適用した場合、さらに不足に拍車がかかる可能性も指摘。こうした県については病院別上限を適用しないよう求めた。 4県知事は村井知事のほか、佐賀の古川康、徳島の飯泉嘉門、鳥取の平井伸治の各知事。
2009年04月08日水曜日
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