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臨床研修医 指定の12病院が採用実績なし 道内07、08年度 背景に地方敬遠(04/08 07:32)医師免許を取得したばかりの新人医師に義務付けられている「臨床研修制度」で、臨床研修病院指定を受けている道内七十病院のうち、地方の自治体病院など全体の17%に当たる十二病院が二〇〇七、〇八年度の二年間、研修医の採用実績がないことが分かった。七日の道議会保健福祉委員会で、共産党の花岡ユリ子氏(小樽市)の質問に対し、道が明らかにした。 厚生労働省は昨年三月の省令改正で、〇八年度以降に二年以上、採用実績のない臨床研修病院に対しては指定を取り消すことができると定めている。 このため、本年度以降も研修医を採用できない地方病院などは今後、医師確保の点でさらに厳しい状況に追い込まれる可能性がある。 道によると、〇八年度まで二年連続で研修医の採用実績がなかった病院は十二あり、うち自治体病院が五カ所。また、〇六−〇八年度の三年連続で実績ゼロだった病院も八病院あった。 道は十二の病院名を明らかにしていないが、このうち札幌市内の病院は一カ所だけだという。道は「地方の病院を敬遠し、都市部の病院で学びたいという新人医師の志向が背景にある」と分析。研修病院指定の取り消しについては、医師不足の著しい地方病院の実情を考慮し、「研修医の採用実績だけで指定を取り消さないよう、国に求めていきたい」としている。 |
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