大井戸茶碗 銘 有楽 おおいどちゃわん めい うらく

工芸 陶磁 李氏朝鮮 李氏朝鮮 朝鮮半島 朝鮮民主主義人民共和国 韓国

李朝時代/15~16世紀
陶器
高9.1 口径15.0 底径5.5
1口
松永安左エ門氏寄贈

寂びの茶碗の代表格として有名な大井戸茶碗の内,五指に入ると言う定評が与えられ,かつて織田信長の弟有楽斎が所持していたところから「有楽」の銘を持っている。まことにはんなりとした優美な大井戸で,ゆるりとした曲線美はいかにも女性的であり,赤みを含んだ枇杷色の釉薬もしめやか。高台際の長石釉の縮れ(梅花皮という)も整っておとなしい。豪放な喜左衛門井戸とは対照的な作風を示している。

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