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【衝撃事件の核心】いたずらでは済まない…「先生を流産させる会」の中学生が実行した「おぞましきアイデア」 (4/5ページ)
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「先生を困らせてやろう」
そうして、かねてから教諭に反発していた数人の生徒が、他のクラスメートにも声をかけて「流産させる会」を結成した。
ただ、会といっても11人のメンバー全員がまとまって行動していたわけではなく、一部の生徒は誘われるがままに入会を承諾。「会の名前すら知らない生徒もいた」(市教委)という。
会に参加したのは、どんな生徒だったのか。
市教委によれば、「ごく普通の生徒という感じ。授業中に席を離れたり、妨害するといったトラブルは報告されていない」。一方、被害にあった教諭についても、「ある程度のキャリアも積んでおり、保護者や生徒とのトラブルは聞いていない。他の生徒とは良好な関係を結んでいたようだが…」と困惑気味に話す。
事実を把握した学校は生徒と保護者を呼び出して注意し、生徒らは教諭に謝罪した。
それが一連の顛末(てんまつ)だが、今回の問題について市教委は「会のネーミングは非常に由々しきもので許されることではない」としながらも、「状況を見ると、殺意があるとか、本当に流産を狙ったものではなく、あくまで稚拙ないたずら」との見解を崩していない。
関係者によると、ある生徒はミョウバンと食塩を自分の給食の蒸しイモにもかけ、実際にそれを食べていたという。そういった状況からも市教委は、「生徒らに殺意や計画性はなかった」と判断したようだ。
だが、世論との“温度差”も垣間見えるだけに批判も出始めている。
市教委に多数寄せられた電話やメールの中には、「流産という言葉を使ったのは許せない」「いたずらというレベルではない」「そんな指導でいいのか」といった厳しい意見も複数あったという。
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