企業の資金繰りを支援するため日銀が2月に再開した銀行保有株の買い取り実績が、3月末時点では11億円余りに留まったことが分かりました。
日銀が発表した年度末の3月31日時点の買い取り実績は、合計で11億3742万円でした。
銀行保有株の買い取りは銀行が企業に融資する資金を確保しやすくするのが目的で2月23日に再開。2010年4月末までに最大11兆円の買い取りを想定していました。
しかし3月は、日経平均が一時7000円割れスレスレまで下落するなど低調に推移したため、損失の確定を嫌った銀行が売却を渋ったとみられます。(07日17:38)