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あの秀吉が秘かに「北ミサイル」迎撃準備してた?!

青森の“選挙常連”羽柴氏「いつでも勝負する」

 北朝鮮が発射準備を進める弾道ミサイル「テポドン2号」に対し、米軍と防衛省は相次いで迎撃を表明。これに対し、北は「報復」を示唆するなど、きな臭い動きが続いている。そんななか、注目の選挙に鎧甲姿で出馬することで知られる青森県の会社社長、羽柴秀吉氏(59)も迎撃準備を進めていることが分かった。羽柴氏は同県内の私有地「小田川藩」にひそかにミサイル基地を建設していたが、この基地を米軍が発見。韓国メディアの取材も受けたことから「まさか、オレを狙ってテポドンを撃ち込んでくるんじゃねぇだろな」と警戒を強めている。

 羽柴氏は青森県五所川原市の広大な私有地で国会議事堂風の「小田川温泉ホテル」を経営している。だが、ここは単なるホテルではない。「小田川藩というミニ国家」(羽柴氏)で、科学文部省や運輸省、宮内庁といった役所のほか、国防省も組織しているという。

 “藩主”の羽柴氏は、1998年8月に北朝鮮が発射したテポドン1号が津軽海峡を通過したことに危機感を抱き、3年ほど前に3500万円の国防費をはたいて「陸・海・空・3軍共同開発核弾頭迎撃ミサイル(パトリオット・スーパー・ファイター)」の基地を建設した。「ミサイルは全部で14基で、いまは観光の目玉にしている」という。

 テポドン2号が発射された場合は「迎撃する。2基は第二次世界大戦時にドイツ軍がイギリスに向けて発射したV1ロケットを参考にした。液体酸素とアルコールを入れれば発射できる」と気合十分。ただ、燃料の注入時期については、テポドン2号と同様に軍事機密なのか、明言を避けた。

 羽柴氏が警戒するのには理由がある。「以前、このミサイル基地が米国の偵察衛星に察知され、つがる市の自衛隊(航空自衛隊車力分屯基地)が見に来たことがある」というのだ。また、韓国のKBS放送は何度も取材に来たといい、「戦車に乗っているところを見せてやった。そのとき、『金正日、あの野郎!』と言ったから、オレを狙っているかもしれない」と危機感を募らせる。それでも“軍事力”には自信があるようで、「いつでも北と勝負する」と語気を強めた。

 なんとも頼もしいが、羽柴氏といえばやはり気になるのは選挙だ。羽柴氏は話題の選挙区に玉砕覚悟で出馬することで有名だが、2007年4月の夕張市長選では342票差で次点となり、いつになく善戦した。そのため、「衆院が解散されれば北海道10区(夕張市、留萌市など)から出馬する。すでに事務所も設立し、3人を置いている。当選して、何としても夕張を破綻から救いたい」と、こちらも旺盛な戦意を見せている。

 ■はしば・ひでよし 本名・三上誠三。青森県五所川原市出身。羽柴企業グループ社主としてホテルや建設会社などを経営。小田川温泉ホテルの大広間は「衆議院本会議室」と名付けられている。76年、地元の金木町長選挙に出馬し落選。99年、東京都知事選に出馬したのを皮切りに、大阪府知事選、衆院・参院選、長野県知事選、大阪市長選、夕張市長選などの話題の選挙区に毎年のように出馬し、すべて落選。長野県知事選ではヘリコプターから演説するなど、毎回派手な選挙活動で注目されている。

ZAKZAK 2009/03/10

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