ロンドン(CNN) 先月子宮頸がんのため死去した英リアリティー番組出身のタレント、ジェイド・グッディさん(享年27)の葬儀が4日、ロンドン東方エセックスのキリスト教会で営まれ、何千人もの人々が集まった。
グッディさんの白い棺は馬車で教会に運ばれ、沿道の人々は花を投げたり歓声を送るなどして最後の別れを告げた。その後棺は賛美歌「アメージング・グレイス」の合唱のなか、余命数週間の時点で結婚した夫のジャック・トゥイードさんらによって教会内に運び込まれた。
葬儀ではトゥイードさんが詩を朗読し、映像と音でグッディさんの生涯が紹介された。葬儀のもようは屋外に設置された巨大スクリーンで放映され、集まった人々の間から自然発生的に拍手が沸いた。棺は葬儀後、近親者のみで墓地に埋葬された。
英国ではグッディさんががん闘病をメディアで公表したことが契機となり、子宮頸がんの検診を受ける女性が急増している。広報担当者マックス・クリフォード氏は弔辞の中で、生涯最後の7カ月間でがん検診啓発に大きく貢献したグッディさんを称賛した。