2009年04月07日 社会
県内の骨髄採取 提供の2割以下/施設不足で移植も低迷
支援の会まとめ
骨髄バンクを介した県内在住の骨髄提供者(ドナー)のうち、県内で骨髄を採取した人の数は提供者全体の2割以下にとどまっている。県骨髄バンクを支援する会のまとめによると、骨髄を提供した県在住ドナーは1993年から2009年1月までに累計132人に上るものの、県内での採取数は24件と極端に少なく、ほとんどが県外での採取。同様に移植数についても23件と低迷している。(黒島美奈子)
支援する会は「骨髄バンクの認定施設が県内で1カ所しかなく、多くの患者やドナーが県外での移植・採取を余儀なくされている」と指摘。施設増設の必要性を訴えている。
骨髄バンクは、白血病など血液の難病で骨髄移植が必要な患者と、骨髄の提供者を橋渡しする機関。病院が、バンクを通じたドナーからの骨髄採取や移植を実施するには、過去に10件以上の移植経験がある医師が1人以上いる―などの条件を満たした「認定施設」の資格が必要だ。県内の認定施設は、1999年に認定された琉球大学医学部附属病院の1カ所のみ。
支援する会によると骨髄バンクに登録している県在住の患者数は2009年1月現在累計187人で、同月までに移植を受けたのは83人。このうち県内で移植を受けた人は約3割。残り7割は県外施設での移植。
同会の上江洲富夫代表は「骨髄バンクを介したケースでは、採取と移植は同じ施設ではできない仕組み。そのため認定施設が1カ所しかない県内では移植か採取のどちらか一方は必ず県外で行わなければならない」と話す。
移植を受ける患者はもちろん、ドナーの経済的・精神的負担も懸念する。ドナーが県外で採取する場合には旅費などが支給されるが、「県外で採取となれば仕事を長期間休まなくてはならない。せっかく善意で提供しているのに負担を強いられている。移植・採取とも県内で行うには複数の認定施設が必要」と話した。
[ことば]
骨髄バンク 骨髄移植で、患者とドナーの組織適合性抗原(HLA)の適合率を高めるため、ドナー希望者のHLAを登録する機関。1991年に骨髄移植推進財団として発足。県内での移植・採取は99年に始まった。登録は任意。県内のドナー数は2008年人口1000人あたり14・31人で全国一。
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