病院職員の満足度調査を手がけるケアレビューは、女性看護師のワークシェアリング(労働時間短縮)に関する意識調査の結果を発表した。それによると、勤務時間に対して何らかの不満を感じている人が全体の81%に達したという。
不満を尋ねると(複数回答)、「勉強や習い事など自己啓発の時間が確保できない」(52%)や、「長時間労働が続き体調が優れない」(44%)、「子育てや親の介護など、家庭生活のための時間が十分に確保できない」(43%)などが挙げられた。
ワークシェアリングの形態について、現在または将来的な希望を尋ねると、「勤務日数が少ない働き方」が78%、「1日の勤務時間が短い働き方」は71%だった。ワークシェアリングで気になることのトップは「賃金や評価への影響」(86%)、次いで「周囲の理解が得られるかどうか」(58%)が続いた。
ワークシェアリングを希望する期間について尋ねると、「好きなときに選択したい」が最多で46%を占めた。また給与については、「勤務時間比例で減額」されることに52%の看護師が納得しており、給与よりも、柔軟性の高い制度の導入に期待が寄せられていることが分かった。
調査は3月12―16日にかけて、オンラインでアンケートを実施したもの。20―40代の病院勤務中の女性看護師500人から回答を得た。
■問い合わせ先
・ケアレビュー 電話:03-5755-3820
■関連情報
・ケアレビューのWebサイト http://www.carereview.co.jp/