北朝鮮ミサイル発射 北朝鮮、国営メディアを通じて繰り返し発射の成功を強調
アメリカのクリントン国務長官は6日、北朝鮮が発射したミサイルについて初めて言及し、「国際的な義務を無視した、重大な結果をもたらす挑発的行為だ」と非難した。
こうした中、北朝鮮は国営メディアを通じ、繰り返し発射の成功を強調している。
7日朝のラジオニュースでは、「世界各国のメディアが衛星打ち上げの成功を伝えた」と報じた。
7日、朝鮮中央放送は「米国AP通信、日本の『共同通信』、『時事通信』、『日本経済新聞』、『朝日新聞』、『毎日新聞』も、『朝鮮人工衛星打ち上げに成功』、『衛星を成功裏に打ち上げたと宣言』、『国際社会が大きな関心』などのタイトルで、同じニュースを報道した」と伝えた。
また朝鮮中央テレビは、ミサイル発射現場に立ち会ったとする金正日(キム・ジョンイル)総書記の写真を繰り返し紹介し、成功を誇らしげに語る科学技術責任者のコメントを紹介している。
科学技術責任者は「いかなる先端技術の“とりで”も、いくらでも占領できるという信心と勇気を今回の衛星打ち上げを通して、再び胸に刻んでいます」と語った。
この北朝鮮の報道について、時事通信と毎日新聞、日経新聞は「発射成功報道の事実はない」とコメントし、共同通信は「現在、事実関係を確認中」としている。
(04/07 12:21)