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柔道部訴訟、須賀川市は控訴しない方針

2009年04月07日 11時12分配信

須賀川市の須賀川一中で平成15年10月、柔道部の活動中に起きた事故で意識不明となっていた女子生徒と両親が同市と県、当時部長の男子生徒などに対し損害賠償を求めていた訴訟で、須賀川市は6日までに1審・地裁郡山支部の判決を受け入れ控訴しない方針を固めたもよう。

市は7日に市議会全員協議会を開き方針を伝え、市議会の意見を踏まえ最終判断するとみられる。

原告が1審判決に一定の評価を示していることに加え、被告の県と男子生徒側にも現状で控訴の動きがないことなどから、1審判決確定の可能性が大きくなった。

橋本克也市長は3月27日の判決言い渡し後、「1日も早い解決を目指し誠意を持って対応していく」とのコメントを発表していた。

判決では、被告側に合わせて約1億5500万円の支払いを命じた。

男子生徒を含む3者連帯支払額は330万円で、残りは市と県の負担とした。

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