三菱化学、東京大学、北海道大学などのチームは太陽光を無駄なく利用し、燃料電池の燃料などになる水素を作る技術を開発した。光触媒と太陽電池を組み合わせ、水を効率よく電気分解する。自動車や家庭向けに普及が見込まれる燃料電池では天然ガスなどから水素を作っているが、新技術は脱化石燃料に向けた有望な技術になる。
光触媒は水を水素と酸素に分解する働きが知られ、太陽電池で起こした電気で水を分解するアイデアも提唱されている。だが、それぞれ単独では効率が極めて低く、コスト面で見合わないとみられていた。
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