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私大生の仕送り過去最低 月9万5700円/7割が奨学金希望

4月7日7時57分配信 産経新聞


 首都圏の私立大に昨春入学した自宅外通学の学生への仕送り額(6月の平均)は9万5700円で、昭和61年の調査開始以来、過去最低だったことが6日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。仕送り額から家賃を引いた生活費は3万6000円で、10年前(平成10年)の56%の低水準。一方、奨学金希望者は71%で、初めて7割を超えた。

 調査は東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木の16私大・短大の新入生の保護者にアンケートを郵送し、4802人から有効回答を得た。

 結果によると、6月の仕送り額は8年連続で減少。家賃は月額6万円前後で推移し、生活費として残る金額は18年から4万円を割り込んでいる。

 自宅外通学生の平均世帯年収(税込み)は915万9000円(前年比45万円減)。受験費用、初年度納付金などを含めた「入学の年にかかる費用」は304万6761円で、年収の33・3%に及んだ。また、奨学金希望者は、自宅生を含む全体でも過去最高の64%に達した。

 アンケートに回答した保護者からは、「収入が減り、来年は奨学金とアルバイトで補いきれるか厳しい状況」「在学中に夫が定年を迎えるため、定年後の仕送りや学費納入が不安」などの声があったという。

 東京私大教連は「調査は金融危機の直前で、現状はさらに深刻化している恐れがある。国は私学助成の充実などで、進学の機会を保障すべきだ」としている。

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最終更新:4月7日7時57分

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