(CNN) トルコを訪問中のオバマ米大統領暗殺を企てていたとして、シリア出身の男が当局に逮捕されていたことが6日までに分かった。米当局者2人が明らかにした。
事件を最初に報じたサウジアラビアの日刊紙アルワタンによると、トルコの治安当局は3日、オバマ大統領暗殺を企てた疑いで、イスタンブール在住のシリア人の男を逮捕した。オバマ大統領はこの日フランスを訪問中で、トルコには5日に到着している。
男は中東の衛星テレビ局アルジャジーラの記者証を携帯していたとされる。調べに対し、別の3人とともに6日夜、イスタンブールで開かれたフォーラムの会場でオバマ大統領をナイフで刺す計画だったと供述しているという。
米当局者は、米国の大統領は常に狙われるものと想定して厳重な警備を敷いており、今回も容疑者がオバマ大統領に近づくことはできなかったと強調している。欧州・トルコ歴訪の予定にも変更はなかった。