脅迫状を3日に自宅に送られた漫才師の中田カウス(59)が6日、大阪市内の吉本興業本社で会見した。
カウスは「仕事が終わって(自宅に)帰ると、家内から『ラブレターが来てるわよ』と」。脅迫文はA4用紙1枚でカウスの本名である野間勝道あて。差出人は山本姓で、男性のフルネームが記されていたという。
1月9日に大阪・中央区の路上で襲われた事件と、今回の脅迫状事件は同一人物によるものかと報道陣に問われたカウスは「本気ならここ、イタズラならここと、頭の中ではだいたい絞り込めてます。僕は金を借りたことも貸したことも一切ない。個人的なトラブルは一切ございませんので、2年前から続いていることしか思い浮かばない」と、07年に報じられた吉本と創業家のお家騒動との関連性を、強く示唆した。
同社の若林正裕常務も別に会見を行い、直筆で書かれた脅迫文のコピーを公表した。若林常務は「カウス本人の身体について危害を及ぼす内容で、同様のことを私たちの会長、社長である吉野、大崎に対しても言っている」と言及。「営業妨害を超えた犯罪行為には非常に強い憤りを覚える」と、捜査への全面協力をあらためて表明した。
カウスは今後も予定通り劇場出演を続けるが、警備についてはさらに万全を期す方針だ。
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