2009年 4月 6日
こんぴら歌舞伎大芝居 お練り賑わう
讃岐の春の風物詩、四国こんぴら歌舞伎大芝居が7日、琴平町で開幕します。座頭の中村勘三郎さんなど、人気役者が町内を回るお練りが6日行われ、街は、華やかな雰囲気に包まれました。今年で25回目を迎える四国こんぴら歌舞伎大芝居。お練りには、中村勘三郎さんや中村扇雀さんなど6人の役者が、人力車に乗って登場しました。人気役者の姿を一目見ようと沿道に集まった人は、約2万2000人。紙吹雪をまいたり、さかんにカメラのシャッターを切る人たちで、賑わいました。今年は、16年ぶり4回目の出演となる中村勘三郎さんが、座頭を務めるほか勘三郎さんの長男、中村勘太郎さんや二男、中村七之助さんも顔を揃え、親子3人の共演が見所の一つです。四国こんぴら歌舞伎大芝居は、琴平町の金丸座を舞台に、7日から今月25日までの公演で、勘三郎親子が共演する「俊寛」「沼津」など5演目が上演されます。

岡山県の公立小学校で始業式
赤磐市や真庭市など岡山県内18の市町村の公立小学校で、6日、始業式が行われ、新しい学年がスタートしました。このうち赤磐市の桜が丘小学校では6日朝、体育館に2年生から6年生までの児童284人が集まりました。式では、中西伸司校長が「皆さんはきょうから学年が1つ上がりました。自分のできることをもっと増やして先生や友達とがんばってください」とあいさつしました。また式では担任の先生が発表され、子供たちは新しい学年のスタートに胸を躍らせていました。7日は、岡山市や倉敷市などの公立小学校で始業式が行われます。

香川県内初の小中一貫の中学校 開校
高松市中心部の2つの中学校を統合した「高松第一中学校」が6日、開校しました。来年には、同じ校舎内に小学校が開校し、香川県内初の小中一貫校が誕生します。240人の生徒が出席した開校式では学校に新しい校旗が贈られた後、生徒から歌詞のアイデアを募集して作った校歌が披露されました。高松第一中学校は少子化で生徒数が減っている城内と光洋中学を統合し新設されました。来年4月には同じ校舎内に3つの小学校を統合した高松第一小学校ができ、県内初の小中一貫校が誕生します。小学1年生から英語の授業を取り入れ、9年間を見越した独自のカリキュラムを実施するほか、屋上に太陽光や風力による発電システムを設置し、環境教育にも力を入れるということです。中学校の入学式は8日行われ、新入生101人が入学します。

岡山市長選に前副市長の天野勝昭氏出馬要請
今年秋の岡山市長選挙に向けた動きです。岡山市議会議員が作る有志の会などが6日、岡山市の前の副市長、天野勝昭さんに出馬要請を行いました。要請を行ったのは、保守系の市議による有志の会や市のOBなど6つのグループです。これに対し天野さんは「皆様の熱い気持ちはしっかりと受け止めた、真剣に考えて早めに決断したい」と話しました。天野さんは岡山市生まれの64歳。岡山市の企画局長や助役を歴任し、おととし4月から去年3月までは副市長を務めました。天野さんは出馬に前向きな姿勢を示しており、早ければ今週末にも出馬表明すると見られています。岡山市長選挙にはこれまでに現職の高谷茂男さんと新人で会社社長の井上和宣さんが出馬を表明しています。

未届け有料老人ホームなど緊急点検へ
群馬県で死者10人を出した老人ホームの火災を受けて岡山県は、未届けの有料老人ホームなど県内の施設20カ所を緊急点検することを決めました。岡山県庁では、6日未届け有料老人ホーム対策プロジェクトの第1回会議が開かれました。先月行った緊急調査では、県内3市2町に未届けの有料老人ホームや実態把握を必要とする施設があわせて20カ所あったということです。先月、群馬県渋川市で発生した未届けの有料老人ホームと見られる施設の火災では、防火体制などが問題となっており、県は、20カ所の施設に緊急点検を行い、福祉・消防・建築の観点から問題がないか調べます。点検結果は、今月中に国に報告することになっています。

春の交通安全運動スタート
春の交通安全運動が始まりました。岡山市では啓発のチラシ配りやパレードが行なわれ、交通事故防止を呼びかけました。6日朝、岡山市の北方第一踏切では、鉄道警察隊やJRの社員などが、踏切に閉じ込められた時の対処法などが書かれたチラシをドライバーなどに配りました。また、午後には岡山市職員や保育園児たちがパレードを行い、交通事故防止を呼びかけました。岡山県警によりますと今年に入ってから6日までに交通事故で死亡した人は22人と去年の同じ時期より4人減っています。運動では今月15日までの期間中、シートベルト着用の徹底や飲酒運転の根絶などに力を入れて、事故防止に努めることにしています。