MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

26年度までに黒字化 群馬県立病院改革プラン

2009.4.7 02:45

 群馬県病院局は6日、県立4病院の経営健全化や、高度専門医療機関としての機能強化などの目標を具体的に示した「県立病院改革プラン」を発表。平成26年度までの4病院の黒字化や、効率的な診療による受け入れ患者数の増加などを目指すとしている。

 同プランは、20年4月から各病院のワーキンググループで検討された改善策を、「県立病院改革検討委員会」で議論し、策定された。今後は毎年度、検討委員会が改革の進み具合を検証し、公表する。

 病院局総務課によると、同プランの基本理念は「医療サービスの向上」「センター機能の強化」「経営の健全化」の3点。

 4病院合計の収支は19年度、建物や設備の更新経費や、患者数・病床利用率の低下などで、過去最悪の約25億3600万円の赤字。同プランでは23年度までに「精神医療センター」(伊勢崎市)と「小児医療センター」(渋川市)を黒字化するほか、「心臓血管センター」(前橋市)で24年度、「がんセンター」(太田市)でも26年度までに赤字の解消を目指すとしている。

 このため、経営の効率化を目的に、4病院に共通する医療品などを一元購入して経費を抑制し、病院長の経営責任も強化。さらに、19年度までに約9600万円に膨らんだ医療費の未払い対策として、裁判所を通した支払い督促などを続け、早期回収を図る。

 また、県内でも医師不足が深刻化するなか、地域医療の拠点として緊急・高度医療など専門的な治療を行うセンター病院へのニーズは高まり、効率化とサービスの向上を両立する必要に迫られている。

 こうした状況を受け、同プランでは、地域住民の「かかりつけ」を受け持つ医療機関と連携。重症者を紹介するよう地域医療機関に求め、軽症者を地域医療機関に紹介することで役割分担を進め、効率的な運営と、サービスの充実を図る。一方で、研修生などを積極的に受け入れるなどして、専門性の高い人材育成と医師確保を進める。

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。