舞鶴高１女子殺害自宅捜索の無職男、殺人容疑できょうにも逮捕 (1/2ページ)

　京都府舞鶴市で昨年５月、府立高校１年、小杉美穂さん＝当時（１５）＝が殺害された事件で、舞鶴署捜査本部は、遺体発見現場の近くに住む無職の男（６０）＝別の窃盗罪で有罪確定、服役中＝による犯行の疑いが強まったとして、７日にも殺人、死体遺棄容疑で逮捕する方針を固めた。捜査本部は男が事件直前、現場周辺の防犯ビデオに小杉さんと一緒に写っていた「自転車の男」と酷似していたことなどから、自宅を殺人、死体遺棄容疑で家宅捜索するなど慎重に捜査を進めていた。事件発生から約１１カ月。捜査は重大局面を迎えた。

　府警によると、男は昨年５月７日未明、舞鶴市朝来の雑木林で、小杉さんの顔や頭などを工具のような鈍器で繰り返し殴って失血死させ、遺体に土や枯れ葉をかぶせて隠した疑いが持たれている。小杉さんの遺体は翌８日午前８時４５分ごろに発見された。