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近畿でATM宝くじ再開 三菱東京UFJが1年ぶり
三菱東京UFJ銀行がコンピューターシステムの統合作業に伴って休止していた近畿2府4県と愛知県でのATM(現金自動預払機)での数字選択式宝くじ販売を4月下旬に再開することが24日、わかった。
休止前は近畿と東海を地盤にしていた旧UFJ銀行のATMでしか利用できなかったが、旧東京三菱銀行のATMも利用が可能になり、宝くじ購入の利便性が高まる。
近畿2府4県と愛知県のATMで、三菱東京UFJ銀が販売を休止したのは昨年5月12日で、販売は約1年ぶりになる。
三菱東京UFJ銀は昨年5月から12月にかけて、旧東京三菱銀のシステムを基本にして、このうえに旧UFJ銀のシステム機能を追加する形のシステム統合作業を完了した。この作業に万全を期すため、「ロト6」「ナンバーズ」などの数字選択式宝くじのATMでの販売を休止した。
数字選択式宝くじは47都道府県と17政令指定都市がみずほ銀行に販売を委託。みずほ銀は自行で全国展開しているほか、他の金融機関などに再委託している。三菱東京UFJ銀は近畿2府4県と愛知県でのみ、みずほ銀から再委託を受けている。
4月下旬の再開が可能になったのは、「システムの安定性も確認されたため」と三菱東京UFJ銀。旧東京三菱銀のATMも利用可能になったため、利用できるATMは休止前の2912台から3101台に増える。利用可能な顧客数も、旧東京三菱銀の顧客が新たに加わるため、休止前の1250万人から1440万人に拡大すると推計している。
宝くじの収益の一部は自治体にとって収入となり、ATMの販売休止には自治体サイドから不満の声が一時あがったこともある。三菱東京UFJ銀側はすでに関係自治体に4月下旬の販売再開を通知している。
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