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■2009/04/06 (月) 09:33:49
米、当面は強硬姿勢 「テポドン2号」発射 |
6日6面【中国・アジア】プラハ=丸谷浩史
オバマ米政権は北朝鮮が打ち上げたのが長距離弾道ミサイル「テポドン2号」だと表現し、国連安全保障理事会への問題提起など、当面は強硬姿勢で臨む構えを打ち出した。チェコ訪問中で米国を離れているオバマ大統領はヒラリー・クリントン国務長官とライス国連大使に各国との連携を指示。就任後初めての国際的な「危機管理」に万全を期した。
大統領選挙中から宥和的な外交スタンスを表明していたオバマ氏ですが、北朝鮮に対してはやや強硬的な態度を示しているのは、金正日総書記にとって意外であったと思います。
このあたりは、日本の外交関係者が大統領就任前からオバマ氏の外交顧問団に問題をアピールしてきたのが奏功しています。
ただし、北朝鮮への制裁措置が問題解決に資するとまではオバマ政権も考えてないようで、こんなことがあっても米朝二国間協議に重心を置いてくるのではないかと思われます。
実際に協議が始まってみると、核問題の本質的な解決は金王朝のレジームチェンジしかないとオバマ氏も確信する一方で、その王朝をアメリカが体制保障しないと相手がテーブルについてくれないという深刻なジレンマに悩むことでしょう。
しかし、我々にとって有利な状況もあります。
かつて「時間」は北朝鮮にとって味方でした。
瀬戸際外交で関係国を恫喝し、食料や資金を獲得してきた彼らは、用が済むと勝手にテーブルを蹴っ飛ばして殻に閉じこもります。
今度は、その間にミサイルや核を開発する「時間」を彼らは獲得したわけで、金正日政権とはこの繰り返しでしかないと言っていいでしょう。
ところが、昨年に脳卒中で倒れて以降、自分に残された「時間」はそう多くないことを金氏自身が知ることになります。
「時間」はもはや味方でなく、この体制をどうするのか「時間」と競争せねばなりません。
先日ご紹介した「列車に寝泊まり」だなんて記事も、ホントかウソかは別として体制の動揺と焦りが透けて見えます。
過去2回のミサイル実験では姿すら現さなかったのに、今回のは総書記自ら発射現場に赴いたという報道も興味深いところです。
こちらはじっくりと構え、機が熟するまでいろいろと備えていればよいのではないかと思うのです。
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