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2009/04/06

タイで花見をする話

★山手線発車ベル♪テツオトサウンドポッド★(高田馬場) ★山手線発車ベル♪テツオトサウンドポッド★(高田馬場)
価格:(税込)
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シャン族の話です。シャン族というのは、タイの北部からミャンマーにかけて住んでいるタイ族系の少数民族で、タイヤイ(大タイ)族とのも呼ばれますね。ちなみに普通のタイ人は「小タイ族」です。で、司法ジャーナルで高田馬場のシャン族について書いているんだが、「ミャンマーのシャン州の人はタイ語をあたりまえに話せます」とあるように、元々似たようなモノなので、日本人には区別がつきませんね。

で、高田馬場にはこのシャン族のコロニーがあるわけだ。日本人には区別もつかないし、興味も薄いわけで「ミャンマー人」と呼ばれているんだが、実際はシャン族です。で、シャン族というのはミャンマー政府とゲリラ戦やっていたわけで、そこで「政治亡命」的なビザで日本に入国して、実質的な出稼ぎしていたりするわけなんだが、アメリカがうるさいので最近は日本の銀行使ったりしているらしい。

日本の銀行の預金小切手が国際通貨となっているようです。
運ぶに便利で安全なのでどういうやり方をするかわかりませんがとにかく運ばれているようです。

そこで、昨年あたりに不思議な事件がありました。
高田馬場はミャンマー人の不法滞在村で有名ですがその村内の有名人士が外国為替管理法違反で逮捕され執行猶予を受けました。
不思議その①がまず日本に滞在する根拠がレフュジーとミャンマー人が言っていることです。
ミャンマー政府の弾圧から逃れるということで滞在許可を得ているミャンマー人が実はミャンマー政府と出来レースだった可能性があるわけです。

さて、ここで一枚の写真を見ていただこう。山手線に乗る人ならいつでも見られます。高田馬場駅のホームからも見えるビルなんだが、

Dscf1749

ここが、実は、シャン族の巣窟になっているわけだ。もちろん、シャン族だけじゃない、学生ローンや、ヤクザの事務所や、SM屋さんの事務所や、その他、ありとあらゆる妖しげな人種が出入りしてます。でも、エレベータに乗るのはシャン族が圧倒的に多かったね。

おいらがなんでそんな事を知っているのかというと、ちょっと前、このビルにオフィスを構えていた事があるからだ。インベカヲリなんていうネーチャンが出入りしていて、こんな写真を撮ったりしていたんだが、今でもおいらのお仲間さんが巣くっていたりするんだが、そういえばパイパン一真社さん、新作撮ったようですね。

Ogu_6169

うーん、こんなん、どっから探してくるんだかw 昭和の自販機本テイスト全開で目出度い限りなんだが、ところで、問題のビルの一階にはシャン族料理の店があって、スパイシーなオツマミなんぞ注文して事務所に出前させて宴会やったりした覚えがあるんだが、まぁ、色々とあるわけだ。

ところで、シャン族というと
麻薬王クンサーです。本人はおととし亡くなりましたが、ミャンマーに大財閥を作りあげてます。

中国の国共内戦で敗北を重ねた国民党軍は、すべてが蒋介石総統と共に台湾に逃れたわけではなく、広東省から香港に逃れた部隊や雲南省からタイ北部に逃れた部隊が存在した。このうちタイ北部に逃れた部隊のひとつ、第27集団軍隷下の「第93軍」は共産中国からの国土奪還のための資金集めとして、民族・国境紛争の絶えなかったタイ北部に定住、少数民族解放運動を建前に武装を続け、アヘン栽培で資金集めをしていた(そのために「アヘンアーミー」とも呼ばれた)。その第93軍兵士とシャン族女性の間に生まれたのがクン・サである。

クン・サ本人の経歴は明らかでないが、成人後、国民党残党と袂を分かち、アメリカの支援のもとシャン族・モン族の独立運動を大義名分とする兵力2000のモン・タイ軍(MTA)を結成。この期間に麻薬ビジネスを大々的に展開し、黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)と呼ばれる世界最大の麻薬密造地帯を形成した。

だがアメリカが麻薬ビジネスの取り締まりに力を入れるようになり、やがてクン・サは国際指名手配される。そのためタイ北部から国境未確定地帯のミャンマー奥地に逃げ込み、「シャン族独立」を掲げてミャンマー軍と永く対立していた。しかし、実際の戦闘はほとんど生じず、1996年1月、ミャンマー軍事政権国家法秩序回復評議会「SLORC」との間で突然停戦合意をして投降した。麻薬資金をビジネスに転用して、財閥を作り上げた。

ここで名前の出てくる「第93軍」なんだが、段希文という人物が指揮官です。今では、残党がタイ政府に投降してタイ国籍を取得してドイメーサロンという村を作ってます。そこには段将軍記念館というのがあって、阿片の栽培は捨てて、凍頂烏龍茶のパチモンなんぞ作ってます。段将軍記念館が作られた時には、クンサーが寄付金出してますね。実はおいら、ここの若旦那と友だちだったりするんだが、この村の名物は「桜」ですね。ヒマラヤ桜なので、日本の桜とはちょっと違うんだが、12月くらいには花見ができます。

Thai_a53

バナナの葉っぱと桜。熱帯ならではの景色なんだが、なんだかとりとめのないエントリで恐縮なんだが、まぁ、世界は狭い、という話です。

コメント

世界は狭い、ですね。
15年くらい前、そのあたりを走りました。何しに行ったか忘れましたが・・・。
「そこ」で花見やるときはお声がけください。
2年前後輩の新聞記者が「そこ」を取材して国民党軍生き残り雷将軍にインタビューしてます。ご参考まで。

http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/12/post_7873.html
http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/12/post_7874.html

俺もこのビルで一室借りようかと思ったことがあったんですけど、そんなビルだったとは(^^;
2階の食堂のオムレツは美味しいです。

ビル、特定すますたw

いいっすねぇ~
あったかいのでデッチあがってお花見したらさぞかし風流でしょうねぇ~
またタイでっていうのがね。

昔、キノコ喰って市ヶ谷からボート乗って見た桜が最高ですた。

オラ、以前あるトコの中にいたロクデナシなのですが
ゲージンのロクデナシ共から、反政府運動だのテロだの虐殺だの聞かされてる内に
何が正義なんだかわかんなくなりました。
エライ(とされている)奴が悪魔みたいな酷いことやってるのが普通だったからね。
今ではそれがロクデナシ共の寝言でもインモー論でもなかったことがわかります。
日本もマイルドだけど同じよーなもんッスわ。
ウヨだのサヨだのテロだのアホかっつーのw

今、オラは仲間と自分の勘とカネだけ信じてます。
ぶらっ●ぱっかー
すわ●わー

そんな感じでした。

ここってオレンジボックスの近くだよね

なら、ミャンマー軍事政権に寄付してるイオンって…w

ヤマギシズムが突っ込むところですか?w

>昭和の自販機本テイスト全開で目出度い限りなんだが

畳の擦れ具合に悲哀を感じますw
畳みが擦れてると悲しくてチンコが立ちませんw

きのうBIG-ONEで会ったよ、年配の夫婦みたいだったけど、ミンナン語をしゃべっていたので「どこから来た?」と問うたら、「タイクォウ」と言う、奇怪と思ったが、この連中だったのかな?沖縄のBIG-ONEで、、、。

財閥というほどでもないですが、ミャンマーでは一見まともそうな会社でも麻薬ビジネスで原資を作った会社なんかが多くあります。貧乏な国は外貨を稼ぐ手段が限られてくるのでやむを得ません。
数年前日本の政府だかNGOがケシの代替作物にそばを奨励してましたがあまり効果がなかったとか。農家曰くケシはバイヤーが農家に買いに来てくれるが、そばは自分で納品しなきゃあいかん。
きめ細かなODAがこんなところにも必要みたいです。

懐かしい画像ですね
学生時代は飲んだ帰りに当ビル駅側1Fの寿司屋でちょいとつまんで帰ったりしてました

そういえば隣のビルとの間の狭い道沿いに東南アジア系の雑貨を扱っている店があってアジア人がたむろしてましたが、タイ-ミャンマーだったんですね。不勉強でヴィエトナム難民系かと思っておりました。
あまり変わらないか。
ともかく懐かしさついでの駄レスであります。

インベカヲリと言うよりもインブカヲ(ry

ドイメーサロンにはメーサイからバイクで行きました。
山頂ではお茶、麓ではミカンとかも作っていて
考えてみれば、タイの静岡って感じ。

関係ないことで恐縮ですが

ブログを毎日更新できるか
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-ff83.html#more

野次馬さんがヒマなんじゃないかって言ってますよw

たまたま
「なんじ自身のために泣け」の「寺院で雀を売る経済学」の箇所を読んでいるところで
「ネットゲリラで 何度かこの辺りの怪しく怖い記事があったなあ」 と思っていたのでビックリ!

http://blog.goo.ne.jp/asabata/e/f27dde98490825daf9e2933081d692fb

 高田馬場と言えば、『細腕一代記』のモデルになった質屋さん。そして質屋;「スズヤ」の名物は高田馬場駅のホームからみえた【ポルノ噴水】ですねぇ。モデルは貴乃花とM・モンローらしいが、意外と映像や動画が残っていません。

すんげービルですね
ヤマ○シズ○はインパクトありますな

高田の馬場は何年も前は廉価エロビデオを買いに良く行ってたな
今はラーメン戦争で賑わってるんだっけか

魅力ある街だけど生活サイクルの中に無いと
東京在住の人でもほとんど行く機会の無い街でしょうな

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