福岡市で４日…  

　福岡市で４日、福岡県公衆浴場生活衛生同業組合が主催する「第１５回高齢者ふれあい入浴輪投げ大会」があった。銭湯に通いながら輪投げの練習を積んだ約２００人のお年寄りが参加した。　同市内の銭湯では足腰に負担のかからない輪投げで生活習慣病を防ごうと月一度、自由に投げられるサービスデーを設けている。輪投げで汗をかき銭湯で流すのが、お年寄りの間で静かなブームになっている。　５０年前に県内に４００軒あった銭湯も、今では７７軒に。近所の人が集い語れる場所も少なくなったが、大会では輪が的に入るたび、参加者全員で大騒ぎ。「自分のことのようにうれしい」と、銭湯と同様、裸のつきあいを楽しんでいた。＝2008/11/05付 西日本新聞朝刊＝