
皆さん、明けましておめでとうございます。
カドゥケウスNEW BLOOD、ディレクターの金田です。
いよいよ今月、1月17日に、「カドゥケウスNEW BLOOD」が発売となります。
我々スタッフとしても、待ちに待った発売日です。
少しでも多くの方に楽しんでいただければ、これに勝る喜びはありません。
どうか、よろしくお願いいたします。
発売に先駆け、いくつかのメディアで、「カドゥケウスNEW BLOOD」を紹介していただける事になりました。
一つ目は【impressTV おんらいんゲーマーズ】さんです。
イソッチこと磯村 知美さんがアトラスを訪れ、実際にプレイしながら、「カドゥケウスNEW BLOOD」をレポートして下さいました。自分も説明のため参加したのですが、医療事故の連続で、かなりスリル満点なゲーム紹介となっています。
http://game.impress.tv/host/pj/ogm/
1月10日から公開されていますので、皆さん、是非ご覧下さい。
「カドゥケウスNEW BLOOD」が、どんなゲームなのか、文章よりきっとお伝えできてると思います。
そしてもう一つは、TVKで絶賛放送中の「saku saku」です。
番組中のゲームコーナーで「カドゥケウスNEW BLOOD」を紹介させていただきました。
「H.P→http://www.tvk-yokohama.com/saku2/home.html」
MCの白井ヴィンセントと中村優さんの隣に座り、自分が「カドゥケウスNEW BLOOD」をプレイしたのですが…ところが…その…自分、完全に緊張してしまいまして、手の震えが止まりませんでした。
これから胸を切り開こうかというシーンで、ポインタがプルプルと振るえ、全くガイド線の上に定まりません。
周囲から「あぶなーいっ、あぶなーいっ」「がんばれー」と声援が上がる中、両手でリモコンを握って、必死にプレイしていました。
1月18日放送予定。「カドゥケウスNEW BLOOD」の発売日の次の日ですね。
中村優さんの執刀は、見応え満点です。是非皆さん、ご覧頂きたいと思います。
さて、新春最初のコメントではありますが、これが、NEW BLOOD発売前の、最後のコメントとなります。
そこで今回は、「細かすぎて表沙汰にならない前作との違い」をご紹介したいと思います。
二人同時プレイやWi-Fiランキング、フルボイスなどについては、既にご紹介させていただいているのですが、NEW BLOODには、それ以外にも前作からの変更点が多数存在します。
普段、こんな内容はなかなか紹介されないのですが、恒例の売り文句ばかりではマンネリな気もしましたので、最後だけに、これまで紹介されなかった細かな要素を、何点かご紹介したいと思います。

器具の操作方法を集中して練習できる、チュートリアルステージを追加しました。
カドゥケウスが初めての方でも、簡単にゲームが楽しめると思います。
ちなみにチュートリアル中、操作方法を解説してくれるのは、あの人です。

患部に潜んだ病巣を発見するために使用するエコーですが、NEW BLOODでは操作方法を一新。
前作は病巣を見つけるまで、勘でエコーを撃ちまくる他無かったのですが、NEW BLOODでは、ポインタを患部に向けるだけで、ライトのように、患部下に潜む病巣を発見できるようにしました。
これにより、素早い操作であるほど、病巣を手早く発見し、処置できるようになりました。

手術中、スキップモードにすると、助手のメッセージが早く流れ、手術操作が中断されないようになりますが、前作では、長台詞の場合には、それでも若干のWAITが発生していました。
しかしNEW BLOODでは、その僅かなWAITも廃止。
患部が切り替わるときや、状況が変化するときなど、意図的に間を入れている場所はありますが、メッセージ待ちによるWAITは、スキップモードでは全く発生しません。
手馴れた方なら、前作より更に高速な執刀ができるはずです。

前作「Z」では、手術中にリトライを選択すると、カンファレンスからのやり直しとなっていましたが、NEW BLOODでは、手術開始直前からのリトライとなりました。
前作より軽快に、同手術に繰り返しトライできるようになっています。

前作「Z」では、ヌンチャクが必須でしたが、NEW BLOODでは「推奨」となっています。
リモコンだけでも、イベントから手術まで、全ての操作が可能となっているのです。
とは言え、手術中に関しては、やはりヌンチャクを使ったほうが、便利だし操作はし易いですね。
使い方は…皆さんにお任せしたいと思います。

Wii版から登場したカウンターショックですが、前作「Z」では、タイミング良くボタンを押すより、パドルを患部に押し当てるのが難しいという意見がありました。
そこでNEW BLOODでは、そこの判定を修正し、パドルを押し当てやすくしました。

患者のバイタルが一定以下まで下がったり、残り時間が僅かになると、画面上部が赤く光るようになりました。
バイタルは、画面の上に大きく表示されているのですが、手術中は、それが目に入らない事も多く、突然、ゲームオーバーになったように感じるケースもありました。
NEW BLOODでは、ピンチの時になると、赤い光が画面上部に広がりますので、緊急時を把握し易くなっています。

どのステージかは申し上げられませんが、人間以外を手術するケースも加わりました。
爆弾や機械ではありません。生物です。

ハイスコアを確認できるインフォメーション画面は、一人プレイの結果と、二人同時プレイの結果とで、異なる内容が表示されます。
二人同時プレイのインフォメーション画面にはMiiが二つまで登録できますので、誰と協力して出した結果なのか、Miiを使って記録に残すことができます。

前作「Z」では残念ながら見送った、イベントシーンの1枚絵ですが、今回は、専用のイラストを複数用意しました。
エレナの登場シーンは既に雑誌などでも紹介されていますが、それ以外にも衝撃的なシーンも含め、複数種存在します。
よりイベント中の情景が、ビジュアル的に分かるようになりました。

手術中に登場するキャラクターが、皆手術着を着るようになりました。
…と、こんな感じですが…細かすぎましたね…
前作をプレイした方にしか、なかなか分からない変更点も多いかと思います。
ですが、ここに書いた以外にも、細かな変更点は多数存在し、それらが、NEW BLOODを、より楽しみやすく、テンポ良いゲームへと仕上げています。
前作をプレイされた方には、是非、NEW BLOODもプレイして頂きたいですし、また前作をプレイしてない方も、新章の始まりであるNEW BLOODから、 カドゥケウスを体験していただきたいと思います。
そして最後に、「カドゥケウスNEW BLOOD」が、こうして発売を迎えられたのは、カドゥケウスを応援して下さった皆さんのお陰です。
建前ではなく、本当にそう思っています。
皆さんの声が、我々に「カドゥケウスNEW BLOOD」を作るチャンスを与えてくれました。
またカドケチームとして次回作を作れるかは、わかりませんが、少なくとも私達は、カドケイズムを守って、NEW BLOODを完成させたつもりです。
このゲームが、誰かの思い出の一本になれば、それが一番嬉しいです。