ローマ(CNN) イタリア中部で6日午前3時30分(日本時間同日午前10時30分)ごろ、マグニチュード(M)6.3の地震が発生した。現地報道によると、少なくとも20人が死亡し、数十人が行方不明となっている。ベルルスコーニ首相は同日、この地震を受け、被災地一帯に非常事態宣言を発令した。
震源に近いアブルッツォ州ラクイラでは多数の建物が崩壊し、住民ががれきの下敷きになり、救助活動が続けられている。被害をうけた地域の一部が停電し、ガス漏れの危険性も指摘されている。
米地質研究所(USGS)によると、震源はローマの北東95キロで、震源の深さは10キロ。一方、イタリア国立地球物理学研究所はM5.8と発表しいる。
USGSによれば、イタリアでは現地時間5日午後10時20分ごろに北部でM4.6、午後10時48分ごろに中部でM4.0の地震が発生していた。