ソウルであす「ハッキング世界大戦」
5カ国から8チーム、クラッキング防止技術を競う
デュアールさんは7日から二日間、COEXモール(ソウル市江南区三成洞)で、インターネット・セキュリティー会社「ソフト・フォーラム」の主催で行われる、悪質コードを埋め込むクラッキングの防止技術を競う大会に参加するため来韓した。この大会にはデュアールさんを含め、世界5カ国の一流のハッカーによる8チームが参加する。ハッカーたちの出身国は、スウェーデン、スペイン、米国、イタリア、韓国の5カ国だ。8チームのうち7チームは、世界41カ国から1750のチームが参加して、先月6日から8日まで約50時間にわたって行われたネット上での予選を通過した「強者(つわもの)」たちだ。また、招待チームである米国の「ラスト・プレイス(1@stplace)」は、米国で行われる世界最大規模のハッキング大会「デフコン(Defcon)」で2連覇した実績を持つ。
今回の大会に参加するハッカーたちは、世界中の保安当局から「特別な管理」をされている。デュアールさんもスペインの司法当局と「機密維持誓約書」を締結し、特定の企業のサーバーに外部からの不正侵入の痕跡があるかどうかを割り出す業務を行っている。
外国から来た4チームは、韓国の4チームと対戦する。迎え撃つのは浦項工科大のコンピューター・セキュリティーの専門家たちで結成された「PLUS」、ハッカーたちで結成された「CPARK」、韓国科学技術院(KAIST)の学生たちで結成された「GoN」、忠南大の学生たちで結成された「argos」だ。韓国のハッカーのパク・チャンアムさん(21)は、「これまでのハッキング大会では、言葉の壁のためになかなか認められなかった韓国のハッカーの実力を十分に見せつけたい」と語った。
今回の大会は、知識経済部と韓国情報保護振興院の後援で行われる。知識経済部の関係者は「今回のハッキング大会を通じ、活躍の機会がなく埋もれていたハッカーたちを発掘し、その実力を確かめて、コンピューター・セキュリティーの専門家として育てていくのが目的だ」と述べた。また、これまでのインターネットの弱点を知るという効果もある。今回の大会は7日午前10時から8日午前10時までの24時間行われる。海外の4チームと韓国の4チームに所属する36人のハッカーたちが、ネット上のバーチャル空間で戦いを繰り広げる。大会を主催するソフト・フォーラム社の関係者は「普通、ハッキング大会はすべての参加チームがほかのチームのサーバーを攻撃するという形で行われるが、韓国ではハッカーのイメージが良くないため、“クラッキングの防止”を中心とした大会を行うことにした。大会に参加する一流のハッカーたちが、韓国のほかのサーバーを攻撃することはない」と話している。
イ・インムク記者
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