空席1つに5000円支援 旭川市、アシアナ航空に北海道旭川市は6日までに、韓国のアシアナ航空が週2往復運航する旭川-ソウル便に対し、6月末までの間、搭乗率70%に満たない分の空席1席につき5000円を支援することを決めた。 昨年夏以降の円高ウォン安の影響で韓国人客が減少、搭乗率も低迷しており、市は支援を行うことで旭川空港唯一の国際便を維持したい考えだ。 大自然や温泉がある北海道は韓国人の間では人気の観光スポットで、アシアナ航空は2006年6月に定期便を就航させた。 だが円高や金融危機の進行で昨年11月には搭乗率が40%を切るなど利用が急減。市は年末年始に旅行会社などと割安な「アシアナ航空応援ツアー」を企画し、利用増も図ってきたが、定期便維持には「思い切った措置」(市担当者)が必要だと判断した。 同様の支援策は07年10月-08年3月に鳥取県がアシアナ航空の米子-ソウル便で空席分を助成した例がある。 旭川市の担当者は「円高の今が韓国旅行のチャンス。多くの人に買い物などを楽しんでほしい」と日本側の利用者増にも期待している。 【共同通信】
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