【ニューヨーク=中前博之】北朝鮮が「人工衛星」を搭載していると主張する長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を発射したことを受け、国連安全保障理事会は5日午後3時(日本時間6日午前4時)すぎ、非公式の緊急協議に入った。
日米両国は、ミサイル発射が北朝鮮に弾道ミサイル開発の停止を求めた2006年の安保理決議に違反するとして、新たな決議が必要との立場を表明する方針。一方、拒否権を持つ常任理事国の中国とロシアは発射後も安保理に冷静な対応を呼びかけてきただけに、緊急協議で日米の主張にどんな反応を見せるのかが焦点となる。
緊急協議は日本の高須幸雄国連大使の要請を受けて開催された。
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