先月29日の千葉県知事選で当選した森田健作新知事(59)が6日午前10時、県庁に初登庁した。黒塗りの公用車で到着すると、職員や支援者、県民ら約1000人が拍手で迎えた。「おめでとう」「頑張れ」などの声が飛び、花束を受け取った森田知事はガッツポーズ。その後、知事室の椅子に座り、「行動せずに後悔するより、思い切ってやりたい」と語った。
森田知事は選挙戦で、「成田-羽田空港間をリニアモーターカーで結ぶ」「東京湾アクアラインを800円に値下げする」などをマニフェストに掲げた。しかし時期や財源を明示しておらず、実現に懐疑的な声も出ている。これに対し、森田知事は「夢を語ることが大切」と強調。当選後、麻生太郎首相に「値下げできないならアクアラインをぶっ壊してくれ」と要請した。
また、「完全無所属」を名乗りながら、東京都の自民党支部の代表を務めていたことが当選直後に判明し、「解散しようと思ったが手続きが必要。事実上、停止している」と釈明した。【森有正、倉田陶子】
毎日新聞 2009年4月6日 11時15分(最終更新 4月6日 12時38分)
4月6日 | 千葉県:森田健作知事が初登庁 |