岡山放送局

2009年4月6日 12時37分更新

三菱社員らが演劇を披露


倉敷市の三菱自動車水島製作所の従業員などでつくる劇団が、不況に負けずに地域に貢献しようと5日、地元の介護施設で演劇を披露しました。

演劇を披露したのは、三菱自動車水島製作所の従業員などでつくる劇団「くるま座」で、5日は、倉敷市内にある高齢者の介護施設を訪れ、施設の利用者などおよそ60人を前に時代劇の演目を披露しました。

この中では、水島製作所の所長が「水戸黄門」にふんして悪者を退治したり、「銭形平次」の演目では、主人公がセリフに「円高」や「株価下落」といった世相を反映した言葉を盛り込み、「定額給付金をお配りする」と言って、小判に見立てたものを投げたりして会場を沸かせていました。

劇団では今後も、倉敷市を中心に福祉施設などを回って劇を上演することにしていて、「景気の悪化で自動車産業は厳しい状況に置かれているが、気持ちを前向きに持つためにも地域への貢献は続けていきたい」と話しています。