●乳癌は、左利きの人に多い！？

　テレビや新聞などで、乳癌撲滅のためのキャンペーンが大々的になされています。
　乳癌の治療にはなんといっても、早期発見が一番ですが、乳癌は左利きの人に多いという論文がありましたのでお知らせします。

　これは、オランダの研究グループが、学術誌「英医師会雑誌」（British Medical Journal）のオンライン版で報告したものです。

　研究では、１９３２年から４１年までの間に出生した健康な中年女性１万２０００人以上を対象に、利き腕と乳がん発症との関連性を調べました。

　また、身体部位の測定と、社会的、経済的地位や喫煙習慣、乳がんの家族歴、出産歴といった疾患リスクに関係する要因を分析したところ、左利きの女性は、そうではない女性に比べて、閉経前の乳がんを発症する確率が２倍以上高いことが分かったそうです。

　研究グループによると、左利きであることが何故乳がん発症リスクを高めるかについて、出生前の性ホルモンへの暴露に起因しているのではないかという事です。

　大量の性ホルモンへに晒されると、乳房組織での変化だけでなく、左利きを誘発する可能性があるのだそうです。
　今のところそのメカニズムははっきりしませんが、今回の研究結果から、左利きである事と乳がんのリスクが高い事とは、明らかに関係があると研究者等は述べています。

　この論文に述べられている事を、にわかには信じられないのですが、気になりますね。

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　「何を食らい、何を飲まんと命の事を思い煩い、
　　何を着んと体の事を思い煩うな。
　　生命は糧に勝り、体は衣に勝ならずや。」　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイ伝）

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