白バイ警官

April
05
2009

 大方の予想に反して例年通りの開花となったサクラも七分咲きの今日、所用で東京へ出て、あえなく白バイ警官の御用とあいなりました。お恥ずかしい話ですが、東北道-首都高銀座方面を経て環状線に乗ろうとして、反対方向へ・・・。しかも首都高1号線(上野方面)が目的だったために(1)を目指して、なんと海岸線羽田方面(1号羽打線)へ。流石に芝浦を過ぎたあたりで気が付いて、降りようとしたけれど、出口が見つからず・・・ようやく鈴ケ森で降りるハメに。そこからUターンして再度乗ろうとすると、そこは出口専用・・・。仕方なく高速下を走っていて誤って大井方面のレーンへ。右折レーンだったにも関わらず、田舎道路の気分で直進したその瞬間、あの、嫌なサイレンの音が・・・。そう、白バイに御用とあいなりました。

 

 すぐさま、左車線で止まって、お小言を頂戴・・・と思いきや、この白バイ警官が笑顔で近寄ってきました。「お車のナンバーで何となく・・・道に迷われましたか?」と、気さくに声をかけてくれました。車から降りて、とりあえず白バイへ行き、事情を説明しようとすると、「僕も静岡なんで、最初はいつも迷ってましたよ」と。この白バイ警官殿、歳の頃は27-8歳、もうまったく嫌味のない、素晴らしい青年でした。もちろん、その後、地図で親切に道案内していただいたのですが・・・やはり、切符はしっかりと・・・・。「すみませんね、仕事なもので・・・・」しかし、ここまで気持ちがいいと、切られても全然嫌じゃないから不思議です。それで、車に戻って発車しようとすると、また走りよってきて「あの、これは3ヶ月で消えますけど(通行区分違反)、それ以前になにか違反はありますか?」と言うので、「昨年の9月に長野でオービスに・・・・、それがまだ来ないんですよ・・・・」と思わず告白です。その後、約15分間にわたって、オービスの状況を話してくれて「多分、その状況は大丈夫ですよ」と診断まで。オービスの違反速度設定の方法やら、撮影された瞬間の状況など、事細かな説明に、(いいのかなぁ・・・・)とちょっと気になりましたが、本当に好青年でした。

 

 「では、お気をつけて!」と声を掛けられて発車した次第。バックミラーで確認すると、きりっとサングラスして、はやりちょっと恐い白バイ警官に変身していました。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |