ＭＡ米のカビから発がん性物質

　農林水産省が輸入したミニマム・アクセス（ＭＡ）米の点検を始めたところ、カビの発見が相次ぐようになった問題で、農水省は３日、発見されたカビから発がん性があるカビ毒アフラトキシンＢ１が検出されたと発表した。

　カビ毒が検出されたＭＡ米は販売されておらず、同省は、同じ容器に入れられていた計３０１キロを廃棄する方針。ただ、一緒に輸入されたタイ産米のうち、１３３３トンは、農水省が点検制度を導入する昨年１２月８日以前に売却されており、未点検のまま、業者にわたっている。