アフリカ・ソマリア沖で海賊対策のため民間船舶を護衛している海上自衛隊の護衛艦は4日未明(現地時間3日午後8時40分ごろ)、護衛対象外の外国船舶から無線で要請を受け、不審な小型船舶の接近を光と音声で防いだ。不審船が海賊かどうかは不明。護衛艦に従い、不審船は外国船への接近をやめて離れたという。
護衛艦は自衛隊法82条による海上警備行動に基づいて活動しており、正当防衛以外の武器使用はできず、日本関係船舶以外の護衛もできない。防衛省は4日午前、「強制力の行使ではない。船員法14条で『船長は人命尊重に必要な手段を尽くさねばならない』との規定がある」と今回の活動の根拠を説明した。
接近防止に動いたのは日本関係船舶3隻を護衛中の護衛艦「さざなみ」。ソマリア沖・アデン湾を東から西に護衛活動中、約7.4キロメートル離れたシンガポール船籍のタンカー「オーシャンアンバー」から「海賊らしき船に追われている」との国際VHF電波を受け取った。
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