――この『Midnight Club: Los Angeles』(以下、MCLA) は、『グランド・セフト・オート』シリーズで知られる Rockstar Games 社の開発ですが、”Rockstar Games ならでは” と感じた部分を教えてください。 飯塚 : すごく簡単にいってしまうと、この作品は Rockstar Games でしか作れないレベルに達してしまったレーシング ゲームだと思っています。Rockstar Games 作品といえば、自由度の高さや、ゲーム内に登場するリアルな生活感がポイントです。今回、『グランド・セフト・オートIV™』のエンジンをもとに、『MCLA』用にカスタマイズされたメイン エンジンが使用されているのですが、単純にストリート レース用に街が造られているだけではなくて、そこにできる限りのリアリティが表現されています。街には人間が歩いていて、道路にはクルマがたくさん走っている。時間の変化があり、人々の生活の息吹を感じられる。そういったさまざまな部分を追及することで、単なるレーシング ゲームではない、新たなステージを開拓しているのがこの作品だと思います。
――舞台はアメリカ、ロサンゼルスとのことですが、どんなふうに街並みが再現されているのでしょうか。 飯塚 : 毎年「E3 (アメリカ最大のゲームショウ、Electronic Entertainment Expo)」の会場となっているコンベンションセンターや、チャイニーズシアター、サンタモニカの浜辺……実際に行ったことがある人だったら「あっ」とその再現度に驚かれるでしょうし、行ったことがない方も、有名ブランドの看板や見たことのあるランドマークの数々を見れば、純粋に「すごい」と感じると思いますよ。 
先ほども申し上げましたが、そうした建物などの再現度以上にさらに、本当のロサンゼルスを感じさせる空気感や息づかいが上手く表現されているんです。時間によって街の表情が変わるのですが、朝はラッシュで道路が混んでいて、昼間は歩行者がたくさん歩いている。夕方から夜にかけては高速道路が混みあってくるなど。街の外観だけでなく、そうした細かい部分の積み重ねで生まれる空気感が、本当のロサンゼルスの街を感じさせる素材になっているんです。 山本 : そういったリアリティを生み出す素材ということでいえば、街の中にあるものに自分のマシンがぶつかったときの車体への傷のつき具合などもかなりこだわって作られていますね。たとえば運転中にゴミ箱に当たったとすると、そのゴミ箱が当たった部分に傷が付いたり、へこんだりする。しかもただへこむだけではなくて、その衝撃によってバンパーが盛り上がったり。そういった細かい演出がいたるところにあるんです。それらの演出があえて「あるんだぞ」と目立つようにあるのではなくて、ゲームの中に自然に溶け込んでいる。実際にプレイしていただくと、それらがすべて総合したかたちで直感的に「あ、なんか、いい!」と感じてもらえると思います。
――マシンの挙動についてはいかがですか? 飯塚 : 挙動に関しては、マシンとしてのリアリティを追及しているというよりは、どちらかというとアーケードライクな誰もがプレイしやすい操作になっています。 山本 : ゲーム冒頭はまずやはりクルマの運転に慣れてもらうところから始まるのですが、『MCLA』は自分の運転技術が習熟していくラーニングカーブがすごくよくできているんです。初心者の方でも、きちんと上手くなっていくことができる。後半に行けば行くほど難しくはなるのですが、自分もその頃にはちゃんとステップアップしていて、挑戦できるようになっていく。自分自身の成長度合いが手ごたえとしてわかるので、そこがすごく気持ち良くて楽しい。その感覚が、ますますゲームにのめり込んでいく要素になっていると思います。
――オンラインではどんな遊び方ができるのでしょうか? 飯塚 : 特徴的なものを 1 つ挙げるとすれば、FPS のゲームでよくある「キャプチャー・ザ・フラッグ」が遊べるモードがあります。個人戦、団体戦が可能ですが、簡単にいうと、フラッグを奪って、自分の陣地に運ぶというものです。それをクルマでやったらどうなるかというのを、実際にゲームの中に入れてしまったんです。オンラインだと、画面の向こう側には必ず人がいて、相手が悔しい声を出したり、笑ったりしながらみんなでワイワイしながら楽しめる。クルマなのに、みんなで旗取り合戦も楽しめてしまう。 
山本 : オンラインでゲームをするというと、普通はロビーがあって、そこで人を待って……という流れが多いと思うのですが、『MCLA』ではそのロビーが街全体なんです。みんなで会話しながらロサンゼルスの街中をクルーズしたり、レースがしたくなったら、レースの挑戦状をみんなにばら撒いたり。マルチプレイ モードは「みんなでやるからこそ面白い」という要素が盛りだくさんです。オフラインとオンラインを完全にシームレスで行き来出来る。これはオンラインプレイユーザーには本当に嬉しいポイントだと思いますし、僕自身も気に入っています。
――ローカライズ チーム内で流行った、レース以外のちょっと変わった遊び方などがあれば教えてください。 山本 : 『MCLA』では、性能や操縦性のほかに、内装や外観も自分好みにカスタマイズできます。その中で、車体にペイントを施すことができるんですが、チームのみんなで競うように有名キャラクターの絵を描いていていました。あ、そのキャラクターは誰もが知ってるキャラクターなのですが、ここではちょっと名前を出せなくて…。すみません(笑)。それがすごく盛り上がりましたね。カスタマイズしたマシンは、“ロックスター ソーシャルクラブ” のサイトにアップして世界中のプレイヤーに評価してもらったり、また自分も他のプレイヤーのマシンを評価することもできます。さらにそれをゲーム内の通貨で売買することまでできます。ゲームとリアルがきちんと繋がっている、そこもユーザーの皆様に楽しんでいただきたいポイントです。 
飯塚 : やっぱりカッコいいマシンができたら自慢したいじゃないですか。ほかの人に評価もしてもらいたいし。そういったことができる受け皿がすでに用意されているということは、Rockstar Games が『MCLA』の構想段階からオンラインでのコミュニケーションという部分で進んだ考え方を持っていたということだと思います。そういう意味でも、この作品はレーシング ゲームとひとくくりにできない要素がいろいろあるんですよね。
――ユーザーの皆さんにメッセージをお願いします! 飯塚 : ゲーム性、音楽、マルチプレイなど、語り尽くせないくらいにまだまだたくさんの要素が詰め込まれている作品です。一度プレイしていただければ、ほかのレーシング ゲームにはないモノを絶対に感じていただけると思います。僕は現時点で世界一のレーシング ゲームといっても過言ではないと考えています。また、追加ダウンロードコンテンツの配信も決定しまして、発売後にもさらなる進化が待っています。ぜひぜひ腕を磨いて待っていてください。 山本 : きっと誰もが楽しめるタイトルだと思います。僕もオンラインで強いマシンをカスタマイズして待っていますので (笑)、ぜひ一緒にクルーズしましょう!
Midnight Club: Los Angeles ゲーム概要 あの Rockstar Games 社が開発した、ボーダレス・ストリート・レーシング。コースやルールに縛られない自由度の高いレースゲーム。 ここにはコースもルールも存在しない。何にも縛られない新しいレース体験が、今はじまる―。 ゲーム詳細情報はこちら |