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Sun, April 05, 2009 stanford2008の投稿

【事務所報告】高速PCによるモンテカルロ計算演習セミナーに参加した"招かざるお客様"の生態学

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2002年から今日まで高速PCによる各種モンテカルロ計算演習セミナー(本欄バックナンバー参照)の講師を務めた桜井淳所長の記憶を総合すれば、"招かざるお客様"(参加してもらいたくない迷惑な人達)とは、次のような人達のことです。なお、桜井所長の国際会議や研究会の開催経験に拠れば、どのように注意して対策を立てても、約6割の参加者はごく普通の問題ない人達ですが、約3割の参加者は"招かざるお客様"であり、残りの約1割の参加者はかくありたいと思うくらい優秀な人達でした。問題は約3割の"招かざるお客様"への対応です。桜井所長は、直接本人と上司にそのことを報告して注意し、それでも改まらない場合には、該当組織から参加させない方針です。



(1)募集要項に反してPC使用経験のまったくない人(原研那珂研研究者)。

(桜井所長は、緊急策として、そのような人に対しても、操作手順をひとつひとつ指示して、他の参加者と同じように学べるようにしました。)


(2)募集要項に反してOSと処理速度(何GHzか)の報告をしてこない人(原研東海研研究者と阪大レーザー核融合研教員等)。

(申込者の中には、報告義務の意味を理解できていない人がおり、OSは、作成したプログラムインストール用CDが指定OSのオートインストーラーによって確実に読み込めることの確認であり、処理速度は、モンテカルロ計算には時間がかかるために、他の人達と同じように計算実行が可能かどうかの確認のためで、中には、いまでも、2-3GHzの時代に、無断で、150-300MHzのPCを持参する人もいましたが、桜井所長は、緊急策として、そのような人達に対しても、ヒストリー数を減らして計算させ、他の人達と同様に、定量的な議論をしました。)


(3)募集要項に反して指定OS以外のOSを搭載したPCを持参した人(原研東海研研究者)。

(桜井所長は、プログラムのインストールができないため、ルール違反を理由に、退室命令を出しました。)


(4)当日無断欠席する人(原研大洗研職員、サイクル機構東海事業所職員、東洋エンジニアリングエンジニア、産業技術機構研究者)。

(桜井所長は、本人と上司に注意し、それでも改まらない組織については、参加させない方針です。)


(5)募集要項に反して組織内の共用PCを持参して設定条件がまったく分かっていない人(サイクル機構東海事業所職員)。

(桜井所長は、インストールできなかったため、対応策がなく、偶然、サイクル機構東海事業所が開催組織場所に近かったため、正常なPCを取りに行かせました。)


(6)当日持参したPCが壊れていた人(企業から原研への出向者)。

(桜井所長は、開催組織内の人であったため、すぐに、正常なPCを取りに行かせました。)


(7)当日持参したPCのCDドライブが作動不能だった人(中部電力エンジニア)。

(桜井所長は、緊急策として、インストールした人のPCからUSBで記憶させ、CDが不能な人のPCにそのUSBの情報を読み込ませ、予定どおり、計算演習を行わせました。)


(8)インストール用プログラムと入力データを記憶させたCDの手を触れてはならない面に指紋を付けてしまった人(高エネルギー研研究者)。

(桜井所長は、インストールしても正常に計算できない原因が分からず、午前中の2時間、原因究明を行い、手を触れてはならない面に指紋が見えることに気付き、テッシュペーパーでていねいに拭き取り、再インストールしたところ、正常に計算できました。)


(9)セミナー進行の秩序を乱す人(原研東海研研究者)。

(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)


(10)講師の注意事項をまったく聞いていない人(日製の遮蔽部門エンジニア等)。

(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)


(11)講師に対して失礼な発言や態度の人(三菱重工業エンジニア等)。

(桜井所長はその場で注意しました。そのようなことが繰り返されるようであれば、その組織からの参加を認めない方針です。)

Sat, April 04, 2009 stanford2008の投稿

桜井淳所長から親しい友人のX先生への手紙 15-福知山線脱線転覆事故後に集中した妨害行為-

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X先生



ここで改めて説明するまでもないことですが、私は、特に多忙でもない限り、求められるままに、新聞社からであろうが、テレビ局からであろうが、インタビューや録画等に、適切に対応するように心がけてきました。そうすることが世のため、人のためと受け止めてきました。世の中で不祥事が生じると、私が解説しなければならず、不祥事の加害者や被害者の立場に立てば、沈黙した方がよいと思える時でさえ、国民の安全を最優先し、心を鬼にして、厳しいことも主張しなければなりませんでした。その度に、世の中から好ましくない職業と分類されている人達から、数多くの脅迫やら業務妨害がありました。多くの場合、世の中には、価値観の異なるいろいろな考え方の人間がいると受け流してきましたが、あまり非常識なことや度を越す妨害行為・脅迫行為に対しては、水戸警察署や茨城県警に報告し、適切な対応をしてもらいました(『桜井淳著作集第3巻-科学技術社会論ノート-』参照)。顧問弁護士に依頼して法的手続きを行ったことも何回かありました。ここ20年間だけを対象にしても、特に多くのインタビューを受けたのは、2F-3再循環ポンプ損傷事故(1989)、美浜2号機蒸気発生器伝熱管破断事故(1991)、「のぞみ」事故等新幹線事故(1992-1993)、「もんじゅ」液体ナトリウム漏洩・火災事故(1995)、再処理工場附属施設火災・爆発事故(1997)、臨界事故(1999)であり、それぞれ、1ヵ月に、約150件に達しました。しかし、福知山線脱線転覆事故(2005.4)の時には、死者107名に達したためか、それまでの傾向や件数とは著しく異なり、2週間半に、約350件にも達し、もういやと言うほどの状況の中で、疲労困憊しました。その直後から、いまでも続いていますが、私のところに、明らかに鉄道マニアで、エンジニアリングの素養のない素人(工学的専門知識を備えたエンジニアではない)と思われる羨望とねたみに満ちた人物から妨害目的のメール等があり、その内容からして、あまりにも素人くさく、ただ、妨害のための妨害としか思えないような低次元な内容に、いつものように、無視していましたが、数十件も続いたため、営業妨害として、水戸警察署に被害届を提出しました。私は、鉄道マニアに偏見を持っているわけではなく、世の中には、いろいろな趣味を持っている人間がいるくらいにしか考えておらず、特に、よいとも悪いとも考えておらず、中には、知り合いの東京電力の文科系社員のように、ハイレベルな視点(予定車両の運休にともない、つぎの編成を組むために、予期しない型式の車両も利用されることがあり、具体的にどのような型式がどこから工面されるのかとか)を持つひともいれば、趣味が高じて鉄道運行妨害(写真撮影のために運行妨害)や反社会的犯罪行為(脱線車両吊り上げのためのクレーン車の写真が撮りたいために、本当に脱線させたひともおりましたが)に走るひともおり、ひとそれぞれと受け止め、後者に対しては、哀れで気の毒とさえ感じています。鉄道マニアの中には、繰り返し、悪質と思えるくらいくどく、私がコメントした"ガードレール"の位置(すなわち、「本軌道レールの内側でも外側でもよい」)が間違っていると主張して来るひともおり、いたずらとも思えず、本気でそのように勘違いしているとしか思えず、素人相手のことに、その対応に苦慮したことがありました。一般的に、電車や新幹線は、脱線を防ぐことはできません。たとえ、"ガードレール"を設置しても、それは、万能ではなく、福知山線脱線転覆事故のような"横転型脱線転覆事故"には、まったく無力であって、できることは、せいぜい、脱輪した車両が大幅に軌道から逸脱して、致命的被害をもたらすような脱線転覆にならないようにするくらいの軽減措置に過ぎません。その"ガードレール"は、レールの約5cm内側に設置しなければならないことはなく、その機能を発揮する力学的作用を考えれば、レールの内側でも外側でもよく、具体的な選択の条件は、本軌道レールと"ガードレール"の位置関係からして、設置・交換・保守のしやすさや機械的強度に置かれています。世界には、いろいろなケースがありますから、よく調べることです。JR東日本の東北新幹線の脱線防止策のように、軌道側に"ガードレール"を設置するのではなく、新潟県中越地震時の「とき」脱線の教訓から、新しい方法として、台車車軸軸受け構造物の外側に、逆L字形の構造物を取り付けて、脱輪した時に、その構造物が、本軌道レールの外側に接触して、車両が軌道から著しく逸脱しないようにすることもできます。しかし、JR東海の東海道新幹線とJR西日本の山陽新幹線は、内側に"ガードレール"を設置することになっています。一部の鉄道マニアが、本気でそのように考え、正しいと思うならば、日本機械学会の査読付論文誌に解説論文か原著論文を投稿することです。しかし、たとえそうしても、結果は、明らかであり、査読は、絶対に通過しません。



桜井淳

Sat, April 04, 2009 stanford2008の投稿

桜井淳所長から親しい友人のX先生への手紙 14-いま北朝鮮をどのように受け止める必要があるのか-

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X先生



推察するに、大部分の日本人は、日常的に報じられるマスコミ情報から、北朝鮮政府の政策に、深い違和感と疑問を感じているに違いありません。私もそのように受け止めています。確かに、戦後、繰り返された①日本漁船拿捕や②日本人拉致の現実を直視すれば、誰しも、ひどいと感じることでしょう。いまの北朝鮮は、③カースト制度に近い国民差別化政策、④世界でも希な世襲指導者の存在、⑤国民の飢えで維持されている軍事独裁政権、⑥日米韓等の資本主義国への敵対政策、⑦日米韓等へのミサイル攻撃網、⑧核兵器保有等の異常な条件の重ね合わせの中で成立しており、いずれも歴史的に否定されたか否定されつつある価値観の呪縛の中で存続している世界で最も好ましくない国家のひとつと位置づけられることでしょう。しかし、それは、日本人の座標軸で考えた場合の評価に過ぎません。ひとつの真実でも、それを見る座標系の設定座標によっては、異なった見え方がするものです。推察するに、北朝鮮の座標系で見れば、(1)歴史的に陸側からも海側からも侵略された被害国、(2)日米帝国主義による侵略戦争の犠牲国、(3)1923年の関東大震災時における朝鮮人大虐殺、(4)いまの日本でも継続されている根深い朝鮮人差別等の問題が浮上してきます。日本人には、(2)(3)(4)に対する反省が足りず、特に、(3)(4)における人間の尊厳を否定するかのような取り扱いに対しては、いくら反省してもし過ぎることはなく、日本人の厚顔無恥には、恥ずかしさすら感じます。そんな世界の政治経済の中で、北朝鮮政府は、大陸間弾道弾と人工衛星打ち上げロケットの両刃の機能と将来を拓く"得体の知れない飛行物体"を打ち上げようとしています。そのような政治的状況は、米国による北朝鮮政策の失敗によってもたらそれたものであり、日米の対応は、後手後手に回っており、政府命令を受けての陸上自衛隊による落下物迎撃ミサイルの配備は、発生確率とリスクを無視した非科学的対応であり、費用対効果比の成立しない愚行であって、なおかつ、、北朝鮮の問題を利用した軍事化政策の始まりのように見られますが、いかがでしょうか。



桜井淳

Sat, April 04, 2009 stanford2008の投稿

【事務所報告】深刻な財政危機に直面しているカリフォルニア州-世界的構造不況が加速する蟻地獄-

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今に始まったことでなく、すでに、1990年代半ばから問題になっていましたが、米カリフォルニア州の財政は、危機的状況に陥っており、暫定的な軽減策として、公的組織の人員整理かそれに匹敵する経費削減策に踏み切っていますが、そのような状況の中で、1990年代半ばに打ち上げられた約2兆円かけての時速350kmの"カリフォルニア新幹線"の構想(カリフォルニア州州都サクラメント(Sacramento)とサンフランシスコ(San Francisco)、ロサンゼルス(Los Angeles)、サンディエゴ(San Diego)を結ぶ計700kmにわたるカリフォルニア州縦断高速鉄道)は、まったく進展しておらず、それどころか、ますます、実現から遠ざかっているというのが現状ですが・・・・・・、いっぽう、世界的構造不況の中で、オバマ政権は、景気刺激策のひとつとして、ワシントン-ニューヨーク間の約200kmに、約一兆円かけて新幹線建設構想を挙げており、そちらは、政府予算だけに、政府政策次第では、実現の可能性が高いように感じられますが・・・・・・、米国から日本に眼を転じれば、英国鉄道会社の全面的な新車両への置き換え計画の中で、日立製作所が約一兆円規模の一括受注に成功していますが、日本の鉄道技術と車両メーカーの将来は、世界的に見て、日本が参入できそうな欧米先進国や中国の鉄道建設の将来を考えてみれば、まだまだ、試行錯誤と紆余曲折があり、大きな不確実性の中にあると言えそうです。
Sat, April 04, 2009 stanford2008の投稿

桜井淳所長から親しい友人のX先生への手紙 13-第18回遮蔽セミナーに参加した日製のエンジニア-

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X先生



3月30日に第18回「【高速PCにる計算演習】モンテカルロ法による遮蔽安全解析セミナー」を開催しました。日製(茨城県には日立市があるため、日立製作所については、会話や文書における混乱や誤解を避けるために、日製と略します)から2名のエンジニアの参加がありました。2名とも30歳台半ばで、セミナー中のやり取りから察するに、大変優秀なように感じました。熱心に計算し、質問していました。このセミナーに、過去に、日製の原子力部門から数名のエンジニアの参加がありましたが、今回の参加者の所属部門は、医療機器開発部門で、主な業務は、シンクロトロン等の加速器の開発を担当しているとのことです(正式な所属部門名の中にはPTという略が入っており、それは、陽子診断(Proton Therapy)の略です)。同部門には計約100名が従事しており、そのうち粒子輸送計算を担当しているエンジニアは、2名ということで、今回は、その2名が参加したことになります。今回のセミナーの目的は、高エネルギー中性子による非常に厚い鉄やコンクリート等の遮蔽物質の深層透過計算であって、計算効率が最大になる最適計算条件の設定法と計算結果の評価法の習得です。中性子や光子の輸送計算は、相互作用数からして、比較的やり易いのですが、医療照射に利用する電子や陽子や重イオンのような荷電粒子の輸送計算は、中性子や光子の場合よりも相互作用数が少なくとも二桁も多いため、計算時間がかかり過ぎ、1日程度のセミナーではまったく対応できません。しかし、これから、陽子医療照射施設が各県一施設建設されることになっており、そのような社会的需要に応えるために、将来は、そのような問題の解決のためのセミナーを開催したいと考えています(本欄バックナンバー参照)。



桜井淳

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