あらすじ

【第65話】新・非婚宣言

2009.04.03(金)

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 香菜子がどれだけ克敏と一緒になりたがっているかを知った由起子は、さすがにこの結婚を認めることにする。しかし、自分が原因で克敏の両親が二人のことを認めないことも分かっており、由起子は香菜子を伊庭家から出すことを思いつく。
 由起子は香菜子に祖父・楠造のことを伝える。大手出版会社の経営者である楠造なら、香菜子の問題もきっと解決してくれるだろう、と考えた由起子は震五郎に手紙を託し、香菜子を楠造の元に連れて行ってもらう。
 果たして、由起子の手紙を読んだ楠造は、可愛い孫娘のために一肌脱ぐことを決意。香菜子を鏑咲家の養女にすると、香菜子と克敏の結婚をまとめるよう克敏の両親を説得する。
 由起子は黙って事の成行きを見守るが、たとえ香菜子が結婚することになっても、式には出席しないつもりだった。
 由起子は「非婚バー 黄色い薔薇」を閉めることにする。皆が今後のことを案ずるが、由起子には何か考えがあるようだった。
 まもなく、香菜子の結婚式が挙行される。小百合、和子は出席するが、由起子はやはり欠席してしまう。
 しかし、式もまもなく終了、という頃になって由起子から香菜子に宛てられた手紙が届く。自分は非婚という生き方を選んだが、あなたは結婚生活の中で幸せを見つけてください。手紙には母のあふれる思いが綴られており、香菜子は涙がこぼれてくる...。
 非婚バーを閉店し、娘を嫁がせた由起子は、自分の生き方を貫くために、新しい非婚の館を計画する。丹沢の別荘を格安で譲り受けることとなったため、この地で再出発することにしたのだ。小百合、和子も香菜子の結婚式からまっすぐ駆け付け、新たな非婚同盟が始まるのだった。(終)